「貯金が苦手な人でも貯まりやすい」と人気の、五百円玉貯金。文字通り、五百円玉だけを貯金箱に貯めていく方法です。

ここでは、実際に成功したESSE読者に、貯めワザを調査。なかには100万円貯めた人も! そのコツをご紹介します。

500円玉貯金
息子と一緒にレアな五百円玉を集めながら貯金
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五百円玉貯金で100万円貯めた人も!成功するためのコツ

なぜ五百円玉貯金は続けやすいのでしょうか。マネーコンサルタントの市居愛さんに伺いました。

「私自身、リーマンショック後、夫婦2人で無職になったときに五百円玉貯金を始めて、3年で100万円貯まりました。財布の中に五百円玉があったら貯金箱に入れるだけなので、無理なガマンも必要なし。買い物のたび、五百円玉が残るよう計算して、ゲーム感覚で楽しめるようになりました」

五百円玉をおつりでもらうために、支出額を意識するので、自然と支出をコントロールできるのだとか。さらには子どもと協力すればお金の教育にもなるなどのメリットも。

ゲーム感覚で楽しく続けるのが、成功のコツ。マイルールをつくったり、家族で協力したり…。ESSE読者のリアルな貯めワザを紹介します。

ゲーム要素を取り入れて五百円玉貯金を楽しむ

●<1年で20万円>息子と一緒にレアな五百円玉を集めながら貯金

子どもの将来のための貯金とお金教育を兼ねてスタート。
「五百円玉ができたら息子に渡し、缶に入れてもらいます。5000円ごとにノートに記入し、5万円貯まったら銀行に入金。息子はいろいろな発行年の五百円玉を集めていて、楽しみながら続けています」(宮城県・43歳)

●<1年で6万円>貯金箱に入れたら塗り絵をしてモチベーションアップ

貯金箱に入れたら塗り絵をする

貯めた金額だけ塗り絵をするシートでモチベーションアップ!

「貯金箱にしているのりの缶に五百円玉を入れたら、その分だけ塗って楽しみます。五百円玉貯金をしていることは家族にはナイショなので、普段あまりあけない食器棚のすみに缶を置いています」(山口県・33歳)

五百円玉を貯金箱に入れるきっかけをつくる

●<10年で100万円>行ったつもりで我慢した分を貯金

スターバックスの店舗に行くのを我慢し、「行ったつもり貯金」で100万円を達成した人も!
「代わりにコンビニでチルドカップのコーヒーとお菓子を購入。おつりの五百円玉を、スターバックスに行ったつもりで貯金します。コンビニのコーヒーも、ホイップクリームを絞ってスタバ風にすれば、大満足!」(東京都・33歳)

●<5年で25万円>ハッピーダイアリーを使って家族にいいことがあったら貯金

ハッピーダイアリー

市販のハッピーダイアリーで、日記感覚で貯めるテクニック。

ハッピーダイアリー

「ケガや自然災害など、大変な出来事が続いた5年前、楽しい気分になる貯金をしたいと始めました。いいことがあったら記入し、五百円玉をはめ込む仕組みで、1冊全部はめ込むと5万円に。貯まったお金は家族旅行などに使う予定です」(熊本県・43歳)

●<1年で15万円>1日1枚の目標を設定して着実に貯金

1日500円を目標にし、毎日家に帰ったら財布をチェックするストイックな人も。
「五百円玉があれば入れ、なければ翌日に2枚入れることを目標に。もし、翌日も入れられなかったら、諦めて次の日は1枚だけ入れます。年末に銀行に持っていくと、1年で10万~15万円ほどに。使わずにコツコツと貯めています」(埼玉県・39歳)

●<10か月で6万5000円>食費を1日1500円と決めて余った五百円玉を貯金

楽しい目標があれば、食費節約も苦になりません。
「食費は1日1500円と決め、1か月分の食費を1日ごとに小分け。買い物は3日に1回行き、3日分の予算4500円から、五百円玉が残るようやりくり。余ったお金は月に一度、貯金箱に入れます。家族でディズニーシーに行くことを目標にして、食費節約をがんばっています」(茨城県・32歳)

五百円玉貯金を見える化する

●<10年で35万円>子どもの人数分、貯金箱を並べて将来のために貯金

子どもの人数分の貯金箱

子どもの人数分、貯金箱を並べて視覚化。

「長女が生まれたときに始めた子ども用五百円玉貯金。うちは4人姉妹なので、テレビの横に透明の貯金箱を4つ並べ、買い物のあと、五百円玉ができたら入れています。4人の貯金箱に五百円玉を入れる頻度に差がないよう、順番にイン。どのくらい貯まっているかひと目でわかるのも、モチベーションにつながります。長女の分は10年で35万円に!」(鹿児島県・41歳)

●<2年で60万円>夫が独身時代からしている五百円玉貯金に合流

五百円玉貯金に合流

こちらは先に夫が始めていて、妻が合流したケース。

五百円玉貯金に合流

「夫が祖父からもらった大きなガラスビンに五百円玉を貯めているのを見て、いいなと思い合流しました。貯まったお金は、普段は買えないバッグや旅行などに使用。ビンは重くて動かせないので、五百円玉を取り出して銀行に持っていき、お札に替えています」(神奈川県・25歳)

●<4か月で10万円>夫の会社にも手づくり貯金箱を置きペースアップ

夫の会社にも手づくり貯金箱

職場に貯金箱を置くのもはかどる方法。

「6年前、婚約を機に開始。夫もビールビンでつくった貯金箱を会社に置き、ある程度貯まったら家の貯金箱に移します。私も生活費をやりくり。3、4か月で10万円貯まるので、夫と交互に使い道を決めています」(東京都・30歳)

貯金を習慣化。まとまった金額になると楽しさも倍増!

●<1年で8万円>小さいサイズの貯金箱を使いいっぱいになったらポーチに移動

楽しさを持続させるために、小さいサイズの貯金箱も有効。
「手のひらにのるサイズのカエルの貯金箱をテレビの横に置き、帰宅後財布の中に五百円玉があれば入れます。いっぱいになったらポーチに移し、1年で8万円ほどに。小さいサイズの貯金箱ならすぐいっぱいになるので、楽しさが持続します」(群馬県・28歳)

●<半年で3万円>1か月に一度、まとめて貯金箱にお金を入れ、家計簿に記入

家計簿に記入

手に入れた五百円玉を使うのを防ぐため、財布の普段は使わないポケットに入れておくのもひとつの手。

家計簿に記入

「月の締め日に青い鳥の貯金箱へ。貯金箱に入れた金額を家計簿に記入し、お金の流れや、貯まった金額がわかるようにしています。半年で3万円ほど貯まるので、記念日デートや誕生日のお祝いに」(愛知県・28歳)

●<1年で15万円>エクセルで家計簿をつけて貯金額がわかるように

「毎日つけているエクセルの家計簿を、五百円玉貯金の金額の管理にも使う」という頭脳派もいます。
「貯金箱に入れた枚数を覚えておき、入力します。1年で15万円ほどになり、旅行やディズニーランドの費用に。家計に響かないので、心おきなく楽しめるのがいいところ。五百円玉貯金はもう20年以上続けているので、五百円玉を見ると“貯めるもの”と考えてしまい、使えません」(鳥取県・44歳)