貯金が苦手な人でもゲーム感覚でいつの間にか貯まり、ちょっとしたぜいたくや買い物に使えると人気の「五百円玉貯金」。
「貯金が苦手な人ほど、五百円玉貯金がおすすめ」と話すのは、マネーコンサルタントの市居愛さんです。
トライする人多数!始めやすく貯まりやすい五百円玉貯金
市居さんによると、五百円玉貯金のメリットは大きく分けて3つ。
●始めやすく貯まりやすい
五百円玉を手に入れるには、カードではなく現金払いが必要。お金を使う実感があり、ムダづかいを防げます。
「また、金額をきちんと計算するようになるので、お金の使い方が丁寧になりますよ」
●お金の使い道をコントロールしやすくなる
家計が苦しいとき、まとまった金額を貯金するのは大変でも、五百円玉なら気軽にスタートできます。
「気が向いたときに貯金箱に入れるだけで、いつの間にかかなりの金額に!」
●困ったときに助けてくれる
「急な病気やケガでお金が必要、子どもの学費がたりないといった緊急事態にも、五百円玉貯金があれば心強い味方に」
もちろん、レジャーなど家族の楽しみに使ってもOKです。
五百円玉貯金が長続きする7つのルール
五百円玉貯金を長続きさせるためには、ちょっとしたコツが。7つのルールを教わりました。
●貯金箱に目標をはる
目標が明確な場合は、その夢を貯金箱に書いておくのがおすすめ。
「2年後の結婚記念日までに30万円貯めて、ハワイ旅行に行く」など、具体的に。目につくことで「もっとがんばろう!」という気持ちになり、貯めスピードがアップします。
●開封の日を決める
貯金箱に開封する日を書いておけば、その日までに貯めようという気になります。誕生日や年の終わり、記念日など、思い入れのある日を開封日に決めると、やる気が持続。
開封日まで、なにに使おうかあれこれ妄想するのも醍醐味です。
●自分の性格に合った貯金箱を選ぶ
貯金箱の選び方は、モチベーションを保つうえで重要。中身が見える方がいいのか、それとも見えない方がワクワクするのか。ときどきあけて数えたいのか、あけると使ってしまうのか。
人によって違うので、自分に合っているものを選びましょう。
●「やどかり方式」で貯金箱を大きくする
最初から大きな貯金箱で始めると、気が遠くなってしまうことも。まずは1万円貯まる貯金箱を使い、貯まったら5万円貯まる貯金箱に移します。
次は10万円、30万円と少しずつ大きくすると、その都度達成感を味わえ、やがて大きな金額に!
●周りの人に宣言する
なじみのお店に「五百円玉貯金をしているんです」と言っておけば、1000円のおつりを五百円玉2枚でくれることも。ただし、相手に強要すると不快な思いをさせてしまうのでNG。
家族や友人に宣言し、途中経過を報告するのもおすすめです。
●ゲーム性を取り入れる
五百円玉を貯金箱に入れたら、おやつとコーヒータイムにするなど、五百円玉貯金をするとうれしい報酬がもらえるようにするとモチベーションがアップ。
ほかにも、すべての年号の五百円玉を集めるなど、ゲームのように楽しんでも。
●財布の中の五百円玉は隠しておく
お財布の中の小銭を探すとき、五百円玉が視界に入るとつい使ってしまうことも。
ファスナーつきで中身が落ちる心配のない財布なら、カード入れの1か所を五百円玉用にして隠してしまいましょう。五百円玉用の袋などを別に持つ方法もあります。