つい、軽く考えがちですが、豆腐の水切りは意外と大事。しかも、つくる料理によっては、程度も考えながら行う必要があります。人気の和食料理人・笠原将弘さんがアドバイスをしてくれました

揚げ出し豆腐や白あえに【水きり】

 どの程度水きりするかによって重しを使い分けます。豆腐はペーパータオルに包み、出てきた余分な水分を吸い込ませましょう

●軽く水きりする→揚げ出し豆腐などに

軽く水きりする→揚げ出し豆腐などに
すべての画像を見る(全3枚)

 しっかり水きりする必要がない場合は、重しは不要。ペーパータオルで包んでバットにのせ、しばらくおくと自然に水気が出てきます

●しっかり水きりする→白あえなどに

しっかり水きりする→白あえなどに

 水を入れたボウルや皿などをのせて30分くらいおく。その際、豆腐の水分が下に流れ落ちるように裏返したバットなどにのせるとよいでしょう

余った豆腐はこうやって活用する!

余った食材でもおいしく作れるおかず

 半端に残って困る食材といえば、賞味期限の短い豆腐。使いきれなかった豆腐は、白あえにするのがおすすめ。面倒なあえ衣も、泡立て器で混ぜるだけで簡単になめらかに。洋風の素材を合わせるのも新鮮ですよ

【笠原将弘さん】

東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」店主。独創的な感性と卓越した料理センスから、和食界で注目されている。雑誌やテレビ、料理教室など幅広い分野で活躍中。簡潔でわかりやすいレシピも人気