家で食事をする機会が増え、いつの間にかかさんでいる食費。抑えるためには「とにかくガマン」をするイメージがありますが、じつは食費が安い人ほど、時間をかけずにラクに節約していました!
食費節約達人のSさん(仮名・35歳)に、フルタイムで忙しくても、平日の夕食づくりに時間をかけず、ラクに食費節約をする方法を教えてもらいました。
つくりおきと下味冷凍で、食費月マイナス5万円を実現!
以前は外食が多く、食材を余らせていたために食費がかさみ、お金が貯められていなかったSさん。そんななか、産休・育休が続いて収入が減り、「ここままではマズイ…」と家計改善を決意したそう。
<Sさん(35歳)のプロフィール>
夫(36歳)、長女(5歳)、長男(3歳)の4人家族。インスタグラムで家計管理術を発信。
●無理のない予算だからラクに続けられる
それまで夫婦別管理だった家計を一本化。食費は、まずは無理のない予算を組み、少しずつ減らしていきました。
「仕事復帰をした今も、月の食費約3万円と、外食費1万5000円でやりくりしています。そのために欠かせないのは、週末の下準備。時短ワザを駆使して2時間ほどでつくりおきや下味冷凍をつくり、平日は10分で夕食が完成するようにしておきます。おかげで貯蓄も順調に増え、気持ちにもゆとりができました」
●休日2時間で仕込むだけ!
すべての画像を見る(全7枚)週末に食材をまとめ買いし、帰ってすぐにつくりおき&下味冷凍に。余った食材は使いやすい形や量にして、なるべく傷みづらい方法で保存します。
今週の仕込みは、左上から切ったコマツナ(冷凍)、ホウレンソウのおひたし、おかずスープ、とり天(下味冷凍)、キャロットラペ、豚の角煮、ニンジンスライス(冷凍)、切った白菜(冷凍)、サバみそ(下味冷凍)、蒸しカボチャ、ブロッコリーの塩昆布マヨ。
●平日5日間の献立
食材を買いたすこともあるそうですが、基本は週末に仕込んだおかずや食材、または家に余っていた食材も活用。そのため、仕込んであるものを組み合わせるだけで、わずか10分で調理が完了します。
平日は包丁を使わず、生ゴミも出さないのが目標! そうすれば、調理が早いだけでなく、片づけもラクちんです。
<月曜日>
つくりおきの豚の角煮とおかずスープに前週の残りの切り干し大根を。
<火曜日>
豚肉はパパッと塩マヨ昆布炒めに。副菜にはつくりおきの野菜を。
<水曜日>
下味冷凍のとり天に野菜を添えて。残り野菜でつくったみそ汁も。
<木曜日>
豚の角煮の残りを具にしたチャーハン。冷食のギョーザとみそ汁も。
<金曜日>
下味冷凍のサバのみそ煮。冷凍野菜のチャプチェ、ふるさと納税の刺身。
ESSE6月号では、Sさんのつくりおき&下味冷凍レシピや時短ワザ、ほかの達人の食費節約術も詳しく紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください!