「キレイな人はなにか特別なことをやっているのでは…」と思いがちですが、じつは意外とマネしやすい習慣もたくさんあるんです! そんなコツコツ積み重ねることで未来に差が出る美のルーティーンを、美容家の石井美保さんに教えてもらいました。
石井美保さんが続けている、キレイをつくる美のルーティーン
奇跡の40代と称される美肌をもつ美容家・石井美保さん。実践している美の習慣は、じつはマネしやすいものがいっぱい。ひとつでも続けることで、5年、10年先の未来の美しさに違いが出るはず。ルーティンとして、ぜひ取り入れてみて!
すべての画像を見る(全10枚)●頭皮マッサージで地肌ケア!抜け毛予防&美髪を育てます
ストレスがたまると頭皮がかたくなり、それが抜け毛につながることも。だからこまめに地肌をマッサージして血行促進! 洗髪のときに頭皮ブラシを使ったり、クッション性の高いパドルブラシや指の腹で地肌を刺激して、健やかな頭皮環境を保っています。「アヴェダ」のパドルブラシや「uka」の頭皮ブラシがお気に入りです。
●乾燥を招かないよう良質の油をしっかり取ります
年齢とともに肌の油分は減って乾燥しやすくなるから、食事からも油を摂取します。選びたいのは純度が高く、良質の脂肪酸を含むエゴマ油やマカダミアナッツオイル。油=太る、と思われがちですが、代謝アップを助けてくれるので、その心配はありません。
●甘いものとは上手につき合います
糖質の取りすぎは、肌を老化させる糖化を招く原因になります。でもストイックな糖質制限は楽しくないもの。甘いものが大好きだからこそ、人と楽しんで食事をするときはOKにして、おいしくいただきます。
逆に1人のときは控えて、糖質依存にならないよう気をつけます。
●「なるべく日に当たらない」は一生のテーマ
日やけしやすい私にとって、UVカットは一生のテーマ。“なるべく日に当たらない”がモットーなので、毎日のUVケアはもちろん、コートを脱ぐ3月中旬から、いち早く日傘生活をスタート。日差しは穏やかでも、紫外線量が急激に増す春から、油断をしません。
●タンパク質は欠かさずに。お肉はバランスよく食べます
20代の頃、ストイックに玄米菜食を続けた結果、肌のハリが失われたことが…。その反省を踏まえ、タンパク質を含むお肉をしっかり食べるようにしています。アミノ酸量を考えると1日100gが目標。栄養素がかたよらないよう、種類も牛・豚・鶏とバランスよく。
●一年じゅう温め生活で冷えを撃退
40代になってから指先に冷えを感じるように。だから家では絹の靴下を履く、温かいものを食べるなどして体を冷やしません。入浴も以前は忙しくてシャワーですませていましたが、今は湯船につかるように。汗をかき、血行を上げることは、美肌づくりにもつながります。
「ホットタブ」の入浴剤は重炭酸浴でしっかり体が温まるのでお気に入り。また、「ソフィーナiP」のクロロゲン酸タブレットで、体の中から血流をアップすることも意識しています。
●癒やしの時間はきちんと確保
癒やし時間はいくつかありますが、ひとつが愛猫のマリーを抱っこするとき。触れるだけでセラピー効果が。
そしてもうひとつが美しい風景や物、コスメに触れ、それを撮影する時間。カメラに収めた瞬間が目で見る以上に美しく撮れたとき、心が満たされます。
●ウエストマークで体形への意識を高めています
仕事中のONタイムは、太めのベルトでウエストマーク。コルセットのように、常におなかを適度に締めつける緊張感があるので、自然と体幹を意識した姿勢や歩き方になります。ややきつめに締めることで、食べすぎ防止にも。体形維持に役立っています。
●お気に入りスニーカーで1日1万歩
1日1万歩歩くのが目標。体の深層部を引き上げるようにして早歩きを心がけていたら、筋肉量が増えて全身が引き締まりました!
気分が上がるお気に入りのスニーカーを履き、おいしいパン屋さんへ行くなど、ちょっとした目標を見つけるのも1万歩達成のコツ。
●隙間時間に骨盤底筋群をトレーニング
運動は苦手ですが、スキンケアなどのついでに効率よくできるものを…と考えて始めたのが電動フォームローラー。ひざの上あたりにはさんでブルブルさせることで、骨盤の下で臓器を支える骨盤底筋群と体幹をトレーニング。血行もアップして一石二鳥です!
<写真提供/石井美保さん 撮影/天日恵美子 取材・文/ESSE編集部>