家事が終わらず、ずっとなにかしら手を動かして大変…そんな人も多いのではないでしょうか?

「家事ノート」シリーズの本を出版している整理収納アドバイザーの三條凛花さんは、「家事を記録すると、逆に時間が生まれるのでおすすめです」と話します。家事ノートの書き方とメリットを、三條さんに詳しく教えてもらいました。

家事ノートで家事を「見える化」すれば、時間がたまる!

家事ノート
三條さんの家事ノート
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家事ノートの内容は、家事の予定を管理していく「スケジュール」と、家事に付随するあらゆる情報を記録する「ログ」の2種類で成り立っています。「ログ」は、「モノ」「コト」「ヒト」「おつきあい」の4カテゴリに分けています。

家事ノートづくりをおすすめしたとき、よくいただく反応が「大変そう」「自分にはつくれないと思う…」ということです。確かにこのご時世ただでさえ手書きは手間です。でも、つくって必要なときに見返すだけで、驚くほど時間が貯まるということをお伝えしたいのです。

数年前までの私は、いくらやっても終わらない家事に悩まされていました。

ネコの時計

最初は部屋が散らかっているからだと思っていました。ところが、散らかった部屋と向き合い、ものを処分し、きちんと整理した後も、家事にかかる時間はあまり減りませんでした。そして気がついたのです。じつは、私たちが「家事をしている」と思っている時間のほとんどは、実際に作業をしている時間ではなかったということに…。

・必要なものを「探す」
・わからないことがあって「調べる」
・今日するべきことを「考える」
・次に何を行うか「迷う」

といった時間でした。

こうした無駄時間な時間をなくせば、家事以外に使える時間を貯めていくことができます。そんな無駄時間をなくすためのマストアイテムが「家事ノート」なのです。
ここでは、家事ノートのいいことをご紹介していきます。