2020年から始まったプラスチック製レジ袋の有料化。地球の環境を守るために、プラスチック製のレジ袋をなるべく使わないことは大切ですが、生ゴミなどの処理用に使っていたため、代わりにポリ袋を購入するようになったという人も多いのでは。
「レジ袋やポリ袋をわざわざ購入しなくても、生ゴミ処理は家にあるもので代用できますよ」と話すのは、環境に優しくエコに配慮した暮らしの工夫が、国内外で人気なインスタグラマー野村蘭さん。
続けることでゴミ自体も減るようになるという、生ゴミ用レジ袋の代用アイデアを教えてもらいました。
わざわざ買わなくてもOK!生ゴミ用レジ袋の代用アイデア
野菜クズやだしパックなど水気の多い生ゴミを、家にあるもので処理する方法をご紹介します。簡単なものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
●代用その1:食品が入っていた使用ずみのチャックつき袋を使う!
まずは食品が入っていたプラスチック製の包装袋を再利用する方法です。とくにおすすめは、チャックがついているタイプの袋。ビニールがしっかりしていて密封もできるので、生ゴミのにおいが気になららないのもポイント。
生ゴミを入れるとこんな感じに。今まではゴミとして捨ててしまっていたプラスチックの袋をもう一度使うことができます。
●代用その2:新聞紙やチラシに雑誌。不要になった紙を折って生ゴミ箱に
昔ながらの知恵袋でもありますが、新聞紙はもちろん、読み終わった雑誌やポストに入っている不要なチラシなどを折れば、紙製のゴミ袋が完成。サイズ的にはA4くらいのサイズがちょうどよいです。
紙には消臭効果や除湿効果などもあるので、生ゴミ入れにぴったり。しかも箱型に折ることでゴミも入れやすくなります。とはいえ紙製なので、生ゴミはできるだけ水気を絞るのがおすすめですが、紙を二重にしておけば、ほとんど破れることはないと思います。
生ゴミがいっぱいになったら丸めて捨てることができます。また、新聞紙は大きめに折って袋状にすれば、ゴミ箱の内袋にも使えます。
●代用その3:袋をつくるのが面倒なときは、要らない紙で包むだけでもOK!
袋や箱をつくるのは面倒で続かなそう…という方におすすめなのがこちら。
料理中に出る野菜クズなどの生ゴミは皿などに入れておきます。たまったら、不要になった紙を広げ、軽く水気を絞った生ゴミをのせ、包むだけ。紙が野菜の水分や悪臭を吸い取ってくれるため、夏場でも驚くほどにおいがもれません。心配な方は、紙を2~3枚重ねて包んでみてください。
子どもの学校のお便りやテストなど、B4くらいの大きさの紙だと、生ゴミが多い場合も包みやすいです。
●代用その4:コンポストに挑戦してみる
いちばんのおすすめはこちら。生ゴミから堆肥をつくるコンポストを始めると、電気やガスを使わず自然の力で処理することができ、ゴミ袋がほとんど要らなくなります。また、生ゴミのにおいやゴミ出しの手間なからも開放されます。
私は、ベランダで、段ボールや大きな箱を使ってコンポストをしています。土(ホームセンターなどで買える黒土、もしくは花壇や畑の土でも)を段ボールの2/3くらい入れて、そこに生ゴミと米ぬかを入れて毎日かき混ぜています。
コンポストに入れられる量は決まっていて、生ゴミが多すぎるとあふれてしまうので、ゴミをなるべく増やさないようにする意識も高まり、一石二鳥です。コンポストは、バケツ型やバッグ型など、いろいろな方法があります。自分に合うタイプで気軽に初めてみてくださいね。
野菜の皮は捨てない!そもそも生ゴミを出さない工夫をする
生ゴミには野菜の皮や芯などの野菜クズが多いと思いますが、皮ごと食べられる野菜は皮ごと食べて、芯や固そうな外葉もで細かく切れば食べることができます。
わが家でよくやるのが、細かく刻んで餃子の具に混ぜ込むこと! 芯や外葉が入っているとは、まったくわかりませんし、栄養も満点です。
お好み焼きに混ぜるのもおすすめです。
いかがでしょうか。環境に配慮して、生ゴミやプラスチックの消費を減らすための行動は、節約にもつながります。
コロナの影響で家で過ごす時間が増え、家庭から出るゴミも増えています。ゴミ袋の使用を減らすことで、ゴミも減っていくと思います。ぜひ参考にしてみてください。