狭いうえに、ものがあふれがちな玄関。出かけるとき、帰ってきたときに必ず通る場所だけに、すっきり気持ちよく整えておくと、暮らしのモチベーションがあがります。
散らからない玄関のつくり方を、達人のお宅を参考に学んでいきましょう。
すっきりした部屋づくりのカギは玄関の収納にあり
「もともと片づけも掃除も苦手。だから、できるだけラクできるように、自然と片づく仕組みを考えました」と話すのは、夫と5歳の長男との3人家族で、3LDKのマンションに暮らすmaachiさん。
その仕組みは、「使う場所に」「ひと目でわかる」「ジャンルでまとめる」の、たった3つのルールを守るだけ。余計なものが部屋に入り込むのを玄関でシャットアウトするのが、きれいをキープするコツです。
●<ひと目でわかる!>鍵ははりつけるだけにして玄関で管理
部屋の中で迷子になりがちな自転車の鍵は、壁かけのマグネットボードにくっつけるだけ。
「宅配便受け取り用に、ミニ磁石をつけたハンコも一緒にはっておくと便利です」
●<使う場所に!>不要なDMや手紙を即捨てするゴミ箱を用意
リビングが散らかる原因のひとつが、DMなどの紙物。
「靴を脱ぐ前にチェックして、不要なものは細かく切って即ゴミ箱へ」
すぐに中身を確認できるよう、ハサミも玄関にセット。
●<使う場所に!>毎日持ち歩くものを入れる支度用スペースをつくる
戸棚にワイヤーラックをかけて、置き場をDIY。
「パスケースや時計などの通勤グッズ、子どもの提出書類も入れておけば、朝バタバタせず、忘れ物防止にもなるんです」
●<使う場所に!>手袋は靴箱の扉裏にウォールポケットで定位置をつくる
帰宅時、靴をしまうのと同じタイミングで手袋も片方ずつポケットに収納。
「外したあと適当に置くクセがなくなり、出かける直前の“どこいったっけ?” がこれで解消!」
●<ジャンルでまとめる!>靴の収納場所は背の順で人別に
子どもが自分で靴を出し入れできるよう、手が届く位置を基準にエリア決め。
「名前別のラベルをはって、自分の収納場所をわかりやすくして。靴の脱ぎ散らかしをストップ!」
●<ジャンルでまとめる!>外で使うグッズはセットにして玄関収納に
雨具やピクニックセットなど、用途別にひとまとめにしてボックスへ。
「虫よけスプレーは玄関で使うものだから、薬箱ではなく防水スプレーと同じグループと考えて収納します」
玄関は小さな空間なので、片づけはじめには手をつけやすいところでもあります。今年こそ、片づく家にしたい! と思うなら、玄関収納から見直してみませんか。