運動や食事制限をがんばっているのに、なぜかやせない…と悩む人は少なくないのではないでしょうか。

1年間で20kgやせた経験を生かし、700人以上を平均10kg以上やせさせたダイエットコーチEICOさんは、「ダイエットに成功しない人には、本人は気づいていない、意外な『やせない理由』があるんです」と語ります。

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驚くべきことに、インテリアがやせない原因になることもあるそう。

「マンツーマンレッスンの生徒さんのなかに、運動をがんばっているのに、インテリアのせいでやせられない人がいたんです。しかも、一人ではなく、何人も!」

いったいどういうことなのか、詳しく教えていただきました。

インテリアがやせない理由になることも!ダイエットを成功させるためには「気づき」が大事

とある27歳の女性は、ウォーキングや筋トレを1か月がんばったのにもかかわらず、筋肉量が増えずに体重も横ばい。「自分はやせられない体質だ」と落ち込んでいました。

「自分はやせられない体質だ」と落ち込んでいました

「なぜやせないのか突き止めるためにお部屋の写真を見せていただいたら、床にふかふかのラグが敷いてあるのを発見しました。この方は仕事が忙しく、終電での帰宅も多かったため、ラグの上で毎晩寝落ちしていたんです。『ラグがふかふかで気持ちいいから』というのが、その理由でした」

床で寝ると睡眠の質が悪くなります

「床で寝ると睡眠の質が悪くなります。この方は3時頃目が覚めて、ベッドに移動するのが習慣でしたが、眠りが浅くて熟睡できていない証拠。スタンフォード大学の睡眠研究によると、睡眠の質が悪いと食欲を減退させるホルモンの分泌が減り、一方で食欲を増進させるホルモンの分泌が増えると言われています」

 

EICOさんがダイエットでもっとも大事にしているのが、「睡眠」

じつは、EICOさんがダイエットでもっとも大事にしているのが、「睡眠」。

「ダイエットでは正しい食生活が欠かせませんが、寝不足だと正しい判断ができずに、ジャンクフードや甘い物を食べてしまいがち。また運動をしても、眠りが浅いと成長ホルモンの出が悪くなり、トレーニングの効果が上がりにくいのです。やせたいなら、6時間以上はきちんとした環境で寝るようにすべき」

ちなみに「ラグで寝落ち」していた女性は、ラグを撤去してきちんとベッドで寝るようにしたところ、熟睡できるように。

翌日まで疲れが残らなくなり、ダイエット前より活動的になったそう。運動の効果も出やすくなり、1年間かけて、12kgの減量に成功したそうです。

やせない理由はなかなか気づきにくいものですが、「それに気づくことが、ダイエットの成功を左右するポイントです」とEICOさんは言います。

EICOさんの新刊コミックエッセイ

『実録“気づくだけ”ダイエット』

には、やせられない理由を見つけるヒントが漫画で多数紹介されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。