友だちは本当に不要?アンケートで見えた本音
すべての画像を見る(全3枚)●「親友」の定義づけが難しい
「相手には、私より仲のいい友人がいるため、仲がよくても親友とまでは呼べない」(パートタイム・36歳)という声も散見されましたが、そんな悩みが一蹴される至言がありました。
「相手はどうであれ自分にとって大切にしていると思えれば、向こうが私をどう思っていてもかまわない。そう考えたらラクになりました。今では、少数ながらも自分が大事だと思える人を、勝手に“親友”と呼んでいます」(会社員・32歳)
まさに、友だちや親友の定義は人それぞれ。果たして、皆さんにとって親友とは何か。どんな存在か。その意義を掘り下げてみましょう。
●若い頃の友だちと、年を重ねてからの友だちは違う
友だちの定義は、年を重ねるにつれ変化していくもの。
「若い頃は楽しいことを共有する存在だったけど、結婚してからは、つらいことや悲しいこと、愚痴を聞いてもらったり聞いてあげるストレス解消にかかせない存在」(34歳・パートタイム)
「探り探り、失礼のないように慎重になってしまうのは、幼稚園でできたママ友。学生時代からの友だちは気楽で楽しい関係。たまの発散に必要な存在です」(専業主婦・33歳)
「年齢を重ねるごとに、変化しています。生活レベルや考え方があまりにも違いすぎる環境にある友人とは、少しずつ疎遠に。環境が違いすぎてもお互い気にしない友人はいいのですが、自分の生活についていちいち『お金持ちね』『セレブね』という友人とは会うこともなくなりました。ちなみに、わが家は全然お金持ちでもセレブでもありません(笑)」(自営業・40歳)
●“友だちは必要”派が語る、友だちのありがたみとは?
では、本当に友だちは不要なのでしょうか?
“友だちは宝物”派にとって、友達とは家族にないよさをもつ存在なんだとか。
もっとも多かったのが、「しばらく会っていなくても」に続く、数々の言葉。
「昨日会ったように安心感があって、幸せな時間を過ごせる友人たちは私の宝物です」(会社員・37歳)、
「毎日一緒にいたような空気になる心地よい人。どうでもいいことを連絡したり、困りごとを相談したりできる姉妹のような人」(パートタイム・35歳)、
「困ったときに助け合える」(自営業・40歳)
彼女たちにとって、会う頻度が少なくても友達には変わりないのです。
「今は会う時間がなくても、年をとって時間が使えるようになったらまた友達と過ごす時間がもてるといいなと楽しみにしています。だからこそ、年賀状だけでもやりとりを続け、細く長く関係を続けていこうと思っています」(専業主婦・44歳)
なぜそこまで友達との絆を大事にするのか。その心は、次のコメントにも見られます。
「家族では補えない部分を埋めてくれる大事な存在。ずっと大事にしていきたい。関わりが家族だけとかは、寂しい気がする。他人だからこそ話せることもある」(専業主婦・37歳)
「なにがあっても信じてくれる人がいることは、生きていくうえで安心できる」(自営業・46歳)
確かに、生きていくうえで心強い存在になれば、友だちも無形財産といってもよさそうですね。さて、あなたにとって友だちとは…?