ブログ「意識低い系妻のワンオペ育児」でワンオペ育児の絵日記をつづり、多くの方から共感されているイラストレーター兼主婦のmitoさん。
専業主婦である自分に肩身の狭さを感じ、大好きなイラストを仕事にしようと決意。インスタグラムのフォロワーを多く抱えるmitoさんですが、来るイラスト案件の依頼を受けていいのか悩んでしまったようで…。
PR案件のイラスト依頼が殺到!でも、内容にモヤモヤ…
すべての画像を見る(全4枚)相変わらずイラストでの仕事はないものの、インスタグラムで息子の日々を絵日記につづるうちにフォロワーさんが徐々に増え、それに伴い、あるDM(ダイレクトメール)が増えるように…。
それはPR案件投稿の依頼!!
(企業から依頼を受けたも商品を自身のインスタグラムアカウントで発信するという、広告による収入)
届いたDMのほとんどがの豊胸サプリメントや着圧スパッツ、脱毛サロンなどの美容系PRや時計などの装飾品といった、子育てアカウントに関係のないような商品ばかり…。それが毎日のようにくるように。
(豊胸サプリメントの依頼にいたってはいろいろな企業から矢継ぎ早にやってくる。苦笑)
●インスタグラマーのPRの報酬の相場はフォロワー数×2~4円
「ほほう、これが噂に聞くインスタグラマーの広告収入ってやつか…」
依頼を受けるむねを伝えない限り、具体的な報酬などを提示されることは少ないですが、フォロワー単価の相場は2~4円と言われているので金銭として受ける場合、フォロワー数×2~4円になると。
ほかにもお金ではなく、商品を差し上げるのでその代わりに紹介してほしいという案件もありました。
うーーーん。
イラストの仕事がしたい! と決意したものの、自分自身が興味のない商品や納得のいっているわけではない商品にイラストを添えての紹介、発信ってどうなの…?
「専業主婦でも自分の収入が欲しい!」と動き出したことには違いないけど、なんだかなぁ…
実績もない上に無名で仕事がない私が仕事を選ぶなんておこがましいことなのかもしれませんがどうにも腑に落ちず…。
●友人が気づかせてくれた。フリーランスで生きる覚悟
フリーで仕事をしている高校からの友人マリに相談することに。
マリ「お金を稼ぎたいのなら割りきってやればいいと思うけど、飛びつかないってことはそうじゃないんでしょう?」
…。
マリ「これからイラストで仕事をしていこうと思っている以上は、『私はこういう仕事をしています!』『こんな世界観をもっています』って作品を残しながら自分自身の個性を営業していかないといけないんじゃない? 最初は大して収入ならないような小さい仕事でも、自分が納得する仕事をコツコツ続けた方が名前を売って実績をつけていくためにはいいと思うよ」
さすが10年以上フリーでスタイリストをしている女の言葉は説得力の塊だ…。
うん、そうだね。収入は少なくとも地道に作品を残しつつ、自分がいいなって思える仕事をこだわってやっていこう!
マリ「でもさ…」
「でも子どものものなんてどのみち必要なんだし、試せるものは試してもいいんじゃない? 使ってみて納得いくものなら発信してもいいですよって条件つけてさ。自分の仕事を自分で交渉しなくてだれが交渉してくれるの? フリーランスなんだから自分で交渉しないと!」
たしかに…!!!!!
提示された案件をそのまま受注したりただ断ったりするのではなく、こちらから条件を出し交渉していくことも、フリーでやっていく際には必要不可欠なのだということを学ぶいい機会となったのでした。
▸納得する仕事を得られる自分の売り込み方<ズボラ主婦、育自への道>はこちらから! ▸専業主婦は肩身が狭い?やっぱり収入が欲しい<ズボラ主婦、育自への道>はこちらから!【mitoさん】
猫と息子とたまに帰ってくる夫と暮らす。ワンオペ育児のことをつづるブログ
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