ゴミ捨てや食器洗い、買い物や掃除など毎日の家事は、意外と時間がかかるもの。そこに子育てが加わるとかなり大変です。
「家事分担がスムーズになって家族も手伝いやすい『家事シェアボード』のつくり方をご紹介します」というのは、ライフオーガナイザーの森下純子さんです。
家事の分担から子どものお手伝い支援まで!家族が交流できる「家事シェアボード」
家事シェアボードは、その名のとおり、家事の項目を見える化して、分担しやすくするためのもの。
家族がよく目にする場所、キッチンやダイニングの壁にはって、おしゃれにつくってみてはいかがでしょうか?
●インテリアもかっこよくするなら黒いボードがgood!
まずは、黒いマグネットボードを用意します。ここでは、枠なしタイプのブラックボードを2つ並べて石膏ボードフックで壁にとりつけています。
ボードマーカーやチョークでも書けるタイプのものを選ぶと便利です。
このように、上部は夫との伝言のためのコミュニケーションスペースに。「アイロンよろしく」など、やっておいて欲しい家事や、伝いたいメッセージなどを書きこみます。買い物リストもここで共有すると便利です。
下部は子どものお手伝い用スペースにし、「自分でできた!」の自立心を育てる工夫をしています。
●できたよ! がうれしいマグネットシートを用意
このボードを使って子どもが毎日のお手伝いを楽しめるような工夫ポイントは2つ。
1つ目は、お手伝い項目を子どもと話し合い、マグネットをつくること。たとえば、「着替えをする」「お風呂に入る」「お皿を片づける」「靴をそろえる」など。その裏に「できた!」のイラストを描いて、お手伝いができたら引っくり返すという仕組みです。これで、今日はどのぐらいできたかが一目瞭然。
100円グッズなどの材料を使って子どもと一緒につくってもいいですし、市販のものを使ってもいいでしょう。
2つ目は、「ようび」欄をつくり、月〜金のマグネットを用意して、「ようび」マグネットを毎日変えるようにすること。曜日感覚を養うとともに毎日ボードに向き合う習慣に。
遊びながらお手伝いを楽しめる工夫で、自立心を育てましょう。
●いざというときセットをぶら下げておく
また、いざというときのために、病院で使う診察券とお金を一緒に入れておけるポータブルオーガナイザーをマグネットで引っかけておきます。
私が不在時に子どもが急に熱を出した際などに、家族がさっと行動できる工夫です。
また、忘れがちな塾の支払いや、なくすといけないチケットなどを下げておくのも忘れ物防止になって便利。わが家では「mon・o・tone ポータブルオーガナイザー3個セット」という製品を使っています。
●マーカーはペンポケットに常備
伝言がすぐ書けるように、ホワイトマーカーを無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス用・ペンポケット」に入れておきます。このポケットを「マグネットバー」に引っかけておくと、シンプルな形状なのでおしゃれです。