忙しい毎日のなか、いつも部屋をすっきりきれいに保つのはなかなか大変なもの。
でもお客さんが来る時間と、普段の家族の暮らしで、圧倒的に長いのは後者です。
子ども4人を育てながら「普段の使いやすさを最優先にし、来客時だけ隠す」という方法で片づけている、ライフオーガナイザーの中矢くみこさんに、詳しい方法を教わりました。
普段の使いやすさを最優先に。いざというときだけ隠せばよし!
4人のお子さんを育てながら、週5日自宅で仕事をしている中矢さん。
出しっぱなしの方が使いやすいものは、来客時だけ隠す方式にして、隠すスペースだけ確保しておきます。
要は、来客があるときのために、時短で片づく仕組みさえつくっておけばいいわけです。
●リビングのパジャマカゴは布をかけるだけ
リビングのカゴを、パジャマ入れにしている中矢家。
「家族が取りやすいように、普段は放り込んだまま。入れ方がゴチャゴチャでも気にしません」
来客時だけ、布で隠せばOK。布をかけるだけで見た目すっきり!
●ドライヤーはボックスごとシンク下へ
洗面台のすみにファイルボックスを置き、ドライヤーやブラシを収納。
使いやすいようにコンセントもつなぎっぱなしです。
来客時は、ボックスごとシンク下に入れるだけ。洗面台まわりがあっという間にすっきり!
●トイレクリーナーは普段は出したまま
トイレの掃除用シートも、普段は引き出しの上に出したまま。
「気づいたときに、サッと掃除できるようにしています」
人が来たときは、引き出しのあいたスペースへ隠します。
帰省のときは100円ショップのコンテナが便利!
帰省の支度も、子ども4人分だと大荷物に。帰省先でも衣服の仕分けに追われていては、ゆっくり楽しむこともできませんよね…。
折りたたみコンテナを活用した、荷づくりワザを教えてもらいました。
帰省のときは、子どもの着替えを3、4セット用意。まず、IKEAの買い物袋の底にダイソーのコンテナを1つ置きます。
たたんだ服が崩れないように積み重ねます。
最後に、たたんだコンテナ2つでフタをすれば、荷づくり完了!
帰省先ではコンテナを組み立て、長男、長女、双子で服を分類。「お目当ての服を、それぞれが簡単に探せます」
いつも片づいた状態をキープしなきゃ…と思うと、ちょっとしたストレスに。普段の使い勝手を最優先して、いざというときの“隠せる”仕組みを準備。ほんの少し発想を変えれば、暮らしがラクに回りますよ!