ソムリエの福村真弓さんに基本のワインを紹介していただくシリーズ。今回紹介するのは、飲むとほっこりする、ほんのり甘い白ワイン・リースリングです。

「ワインの甘辛度合いは辛口と甘口だけでなく、中甘口というカテゴリーがあります。ほのかに甘い、中甘口のリースリングはお酢を使ったお寿司などにもぴったりな白ワインです」

お寿司などにもぴったりな白ワイン
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香り高くアルコール低め。春にぴったりなリースリング!

ワインを選ぶ際に基本の品種を知っておくと便利。
世界的に需要が高く、世界中のメジャーなワイン産地にて栽培されている国際品種と呼ばれる品種に注目して、おすすめの1本をご紹介します。
今回は中甘口の「リースリング」。

リースリング

●リースリングとは

世界で人気の白ブドウ品種のひとつ、リースリング。非常に高い酸が特徴で、スパークリングワインから甘口ワインまでスタイルのバリエーションが豊富にあります。

リースリングはアロマティック品種と呼ばれる香り高い品種で、白いお花や、白桃、リンゴのミツなどの香りが楽しめる品種のひとつです。

比較的アルコールが低く、しっかりした酸がありライトなスタイルのワインが多いのが特徴です。近年、食事のライト化とともに、アルコール度が低く、アロマティックなワインは非常に人気のスタイルです。

●リースリングの産地は?

ドイツでもっとも多く、フランス、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランドなどでも栽培されています。リースリングは非常に耐寒性が高く、とくに寒い地域で多く栽培されている品種です。

春に飲みたい!おすすめのリースリング「ビボルンゲ」

ビボルンゲ

・ビボルンゲ ラインガウ リースリング ハルプトロッケン 生産国:ドイツ 11.5% 3024円(税込)輸入元:ディオニー

【香り】

華やかな白いお花や、よく熟した黄桃の香り、リンゴの蜜やリンゴのコンポート、ミツロウなどの複雑な香りがたくさんつまっており、香りだけで気分が華やぎます。

【味わい】

しっかりした酸がバランスをとっており、味わいはドライに感じられますが、余韻にリンゴの蜜っぽい甘さが感じられます。アルコールが低く、余韻に優しい甘さが感じられ、お昼からお外でほっこり飲める白ワインです。酸がしっかりあるワインですので、お寿司などのお酢を使ったお料理に寄り添います。

味わい

【飲むシチュエーション】

スクリューキャップのため、外飲みにもピッタリ。ピクニックでちらし寿司や手巻き寿司と合わせてお楽しみください。ゴルゴンゾーラチーズや生ハムなどの塩気にもぴったりな白ワインです。華やかな香りと優しい味わいは、春の陽光を感じながらお外で飲みたいワインです。

【リースリングを選ぶ際のコツ】

リースリングには辛口から甘口まで甘辛度合いの違いがあります。とくにおすすめは中辛口。日本はお料理にお砂糖やみりんなどを甘味の調味料を使います。中甘口のスタイルはお砂糖とお酢を使った酢の物などのお料理にもよく合います。

トロッケン

ドイツ語で辛口(ドライ)のことを「トロッケン(Trocken)」といい、中辛口のことを「ハルプトロッケン(Halbtrocken)」と言います。ほんのり甘く感じますが、リースリングの高い酸とのバランスが取れています。

ハルプトロッケン

辛口のワインを飲みたい場合はトロッケン、ほんのり甘いワインが飲みたいときはハルプトロッケンを選んでくださいね。