毎日の家事や育児に追われ、気がつけば自分ひとりががんばっている“ワンオペ状態”になっていませんか? だれも手伝ってくれない、やってもやっても家事が終わらないなら、イライラするのも当然。
そんな毎日を“ご機嫌な自分でいられる”理想の暮らし変えた家電&テクニックを、ライフオーガナイザーの手塚千聡さんに教えてもらいました。
ネット、ロボット掃除機…便利なものはどんどん取り入れて
フルタイム勤務で2人の子どもを育てる手塚さんですが、少し前までは気持ちに余裕がなく、家族に当たることもあったそう。
「私がイライラすると家の雰囲気が悪くなってますますうまくいかない…。そんな悪循環を繰り返すうちに、気づいたんです。怒るのは子どもや夫が悪いのではなく、自分が疲れているせいだ、と。それから“不機嫌にならない暮らし”が目標になり、家事のあり方を見直しました」
ストレスの1つだった自分時間がないことは、道具や家電をとことん活用して家事の手間を手放すことで解決。
「私がやるより早いし、キレイ。まかせることで、効率的に家事をこなせるようになりました」
ラクしながら暮らしのベースが整って、家事に追われなくなります。
●献立決めや買い物は、ネットにおまかせ
すべての画像を見る(全7枚)料理のイライラは、毎日違う献立を考えること。そこで平日は献立サイト「ウィークックナビ」を利用し、考えずにすむように。レシピどおりに食材を買えばいいので、買い物もサクサク。時間もかかりません。
買い物はネットスーパーで。スマホで献立サイトをひらき、食材をパソコンで選んで購入。
週末に食材が届いたら、壁に強力マジックテープで取りつけたタブレットで献立サイトを見ながら翌週分の下ごしらえをします。
●夫がラクに朝食をつくれるようゆで卵タイマーを導入
朝食づくり担当の夫のために専用タイマーを導入。
「卵と一緒に鍋に入れると、外側から色が変わり、ソフトやハードなど好みのかたさを教えてくれます。これで失敗なし!」
●床掃除はロボット掃除機に。留守中に掃除が完了
以前は掃除機をかけてから出勤していたという手塚さん。でも今はロボット掃除機をタイマー予約して出かけ、ラクしています。
「帰宅後に家がキレイだと、ご機嫌でいられます」
●洗濯は乾燥まで洗濯機におまかせ
洗濯は朝。先にシャツなどシワが気になるものを取り出して浴室に干し、残りは乾燥機にかけて出勤。
「干す手間が省け、忙しい朝も笑顔で家族と向き合えるように」
シワが気になるものだけ干せばOK。
家族で家事を分け合える“家事カード”のおかげで不機嫌知らずに
また、家族への不満につながるワンオペ状態は、家事カードで家事を「見える化」することで、ひとりで抱え込まないように。
家事をすべて書き出した家事カードをテーブルに広げ、夫婦で手分けしてこなし、終わったらコップへ。場所別に色分けしておけば、狭いスペースでもかち合わず、スムーズに進められます。
「少しずつイライラの原因を解消したら、暮らしが回るようになり、時間に余裕ができました。自分と向き合う時間があるから、ふと不安になることもグンと減って…。いつもニコニコは難しくても、“不機嫌にならないこと”が大切だと感じています」