49歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(ばあちゃん)、里子から養子縁組した長男・うーちゃん、里子の長女という家族5人で暮らしています。
今回は古泉さんの家の長女、ぽんこちゃんのお話。兄であるうーちゃんとは対照的に、食べるのが大好きなようですが…。
ミカンを外皮ごとかじっちゃう!ひとときも目が離せない古泉家の長女
うちには1歳の女の子、ぽんこちゃんもいます。彼女は里子で、僕とは苗字が違います。
ものすごく食いしん坊で、離乳食を始める前から、大人やうーちゃんが食べているものに関心を示していました。
うーちゃんと比較してとっても大きな子だと思っていたのですが、確認してみると成長曲線は標準そのもの。これで、うーちゃんが本当にやせすぎだったことが改めてわかりました。
うーちゃんは好き嫌いが激しく、量も少ししか食べません。おやつは欲しがりますが、自分からおなかがすいたと言うことも滅多になく、放っておけばなにも食べずに1日過ごしてしまうのではないかと思うほどです。
それに比べるとぽんこちゃんの食欲はすさまじくて、あるとき、買ってきたミカンを置いていたら、外皮ごとまるかじりして食べ始めたではありませんか。慌てて口に指を突っ込んで取り出しました。
またあるときには、リンゴで遊んでいるかと思ったらかじりついていて、慌てて取り上げたことも。
バナナはビニール袋に入っていたのさすがに大丈夫だろうと遊ばせていたら、ビニール袋の上から噛んで身がはみ出していて、ビニールもところどころ破けていました。ビニールを飲んだら大変なので大慌てで取り上げました。
ぽんこちゃんが好きなのは果物だけではありません。
うーちゃんが赤ん坊だった頃、薬を飲ませるのにはとても苦労しました。大人3人がかりで押さえつけて口になかば無理矢理流し込んで、やっと口に入れることができたと思ったら、それをぶわーっと吐き出されてしまうなど大変な苦労があったのです。
しかしぽんこちゃんは、薬がおいしかったようで、もっとくれくれ、たりないと言って怒ります。すきがあればお兄ちゃんの薬も飲もうとします。
●ぽんこちゃん、離乳食ももりもり食べます
離乳食をあげると、ほぼ咀嚼せずに丸呑みなため、ごっくんごっくん食べます。
おイモなどのかたまりをスプーンで取り分けるのに手間取っていると「おそーい!」と言った感じで大声で叫んで怒ります。
離乳食で注意したい点として、濃い味のものを与えると濃い味ばかりを欲しがるようになるため、なるべく薄味のものをあげることがあります。
果物も味は濃い方なので推奨されていないのですが、ぽんこちゃんにはそんなことは通用しません。果物も欲しがるし、味の薄い離乳食もばくばく食べます。
食べていると興奮して手を振り回すクセもあり、口に運んだスプーンをはじいてしまい、食べられなくて怒っています。
食べ物を飛ばされて怒りたいのはこっちだよと、頭を抱えてしまいます。
なんでもかんでも食べたがるぽんこちゃんのお腹がとても心配ですが、幸い一度も具合が悪くなったことはありません。
風邪を引いたことはあるのですが、このときはご飯を食べる量が減り、ちょっと心配でした。
小児科の先生に相談したときに「ご飯は食べる量が減りましたが、パンはよく食べています」と言うと、きょとんとされました。
あとでわかったのですが、ご飯に飽きてしまっただけのようでした。