コストコのお肉といえばバーベキューやステーキで豪快に食べるイメージが強いですが、じつは普段使いに便利なものも多いとご存知ですか?
新三郷倉庫に8年通うコストコマニアの高梨リンカさんによると、「クセが強く珍しい商品を避け、使い道の広い基本食材から試してみるのがおすすめ」とのこと。
コストコ初心者でも失敗しない、おすすめのお肉を種類別に教えてもらいました。
コストコで失敗しないお肉は?鶏肉、豚肉、牛肉別に発表!
●鶏肉代表!大容量でお買い得な「さくらどり胸肉」
すべての画像を見る(全6枚)鶏肉でおすすめなのは「さくらどり胸肉」。同じさくらどりのシリーズにはモモ肉やササミもありますが、やっぱり胸肉の安さは魅力です。
変動が激しいのですが、この日の価格は2.4kg入りで1058円でした。100g当たりで計算すると44円、節約の強い味方です。この値段で国産というのもうれしいところ。
お肉はプリッとしていて色もよいです。冷凍してもおいしく食べられます。冷凍するときに砂糖を少しもみこんでおくと、パサつきが抑えられますよ。
●焼いてメインに。蒸したり「鶏ハム」にしてつくりおきにも
2.4kgと、人数の少ない家庭には多すぎる量ですが、胸肉は焼いてメイン料理にするだけではなく、サイドメニューとしても応用が効きます。
つくりおきとして優秀なのは「鶏ハム」です。下味をなじませた胸肉を入れた保存用ポリ袋を、沸騰したお湯に入れてフタをして半日待つだけ。切り分けてそのまま食べてもおいしいですが、サンドイッチの具にも合いますよ。
蒸してほぐしておけば、スープやサラダに和洋中を問わず万能な食材に。
焼いても蒸してもゆでてもOK。使い道が広いので、2.4kgもすぐに使いきってしまいます。
●豚肉代表!脂まで甘い「三元豚バラ焼肉」
豚肉のなかでも手ごろな価格で購入でき、おすすめなのが「三元豚バラ焼肉」。
こちらも変動はありますが、私が購入したときで100g当たり108円でした。まれに100g当たり100円を切る激安価格になることも!
普段の料理に使いやすいリーズナブルなお値段で、リピートしたくなりますね。
この豚肉は赤身部分ももちろんですが、とくに脂身の甘さが抜群。食べ続けても胸焼けしないあっさりした脂なので、脂身の少ないものを選ぶ必要はありません。臭みもなく、食べやすいお肉です。
●焼くだけでごちそう!サムギョプサルで肉の味を楽しむ
コストコで豚バラを買った日の定番メニューは豚焼肉の「サムギョプサル」。フライパンやホットプレートで焼いた豚バラを、タレにつけたりサンチュで巻いたりして食べます。タレがないときはゴマ油に塩とニンニクを入れてみてください。これだけでおいしいタレができます。
焼くだけでごちそうなので、疲れた日のお助けメニューになります。お肉から出た油でキムチや野菜を炒めて一緒に食べるのもおすすめ。
もちろん野菜と炒めても、細切りにしてスープに入れてもよし。冬場、豚汁に入れると甘味とうま味が引き立ちます。常に冷凍してストックしておきたい豚肉です。
●牛肉代表!手間いらずでおいしい「プルコギビーフ」
牛肉といえば韓国風の下味がついた「プルコギビーフ」。コストコオリジナル商品でロングセラーの定番アイテムです。
100g148円(変動アリ)でたっぷり約2kg入っているので、小分けして冷凍保存しましょう。ジッパーつきバッグが便利です。
味つけは甘めのしょうゆベースなので、子どもからお年寄りまで食べやすい味。しっかりと味がついているので、野菜やキノコを入れても味がぼやけず、おいしいですよ。
炒めるだけで一品完成しちゃうというお手軽さも魅力です。
切ったり味つけしたりといった手間がなく食べられるので、コストコ初心者でも問題なく使いきれますよ。
●米だけじゃない!パンやパスタにも合う万能食材
炒めるだけでご飯が進むがっつりおかずになるプルコギビーフですが、じつは米以外にも合うんです。
たとえばパスタ。フライパンで炒めたプルコギビーフに、あらかじめゆでておいたパスタを入れて混ぜ、塩コショウで味を調えれば「プルコギパスタ」の完成です。仕上げにバターを1かけ絡めると、香りも味も1ランクアップ。
炒めたプルコギビーフをトーストしたパンにのせ、マヨネーズをかければ「プルコギマヨトースト」に。多めに炒めて夕飯のおかずにし、余った分を翌朝のトーストにまわすと準備もラクです。元気の出る朝のごちそうメニューです。
コストコのお肉はビッグサイズですが、今回紹介した3商品はどれもアレンジがしやすくリーズナブル。冷凍可能でクセのない食材ですし、最後までおいしく食べられます。ぜひ試してみてくださいね。
※おことわり
掲載している商品価格は購入時のもので、各倉庫店や時期により変更になる可能性があります。また、売りきれや取り扱いのない商品、サービスもあります。あらかじめご了承ください。