インスタグラムやツイッターなどで猫アカウントが人気になるなど、世は空前の猫ブーム。じつはこれ、平成に限ったことではないんです。
今から150年以上も前、江戸時代でも猫は大人気! 歌川国芳をはじめ、多くの浮世絵師が猫をモチーフに描いています。
そんな江戸時代の猫カルチャーを満喫できるイベントが東京の両国で開催中。「どこを撮ってもフォトジェニック!」と話題のイベント「江戸ねこ茶屋」にさっそく行ってきました。
まるで浮世絵のなかに入ったよう!猫づくしの会場は360度フォトジェニック!
2018年8月31日(金)までの期間限定で開催されている「江戸ねこ茶屋」。両国駅西口から徒歩1分。両国国技館の方へ向かうとさっそく入口が。招き猫が描かれた提灯に期待が高まります!
「江戸ねこ茶屋」にいる猫は、全部で45匹。ほとんどが、なんらかの事情で飼えなくなったり、捨てられた保護猫です。体調を見ながら、常時20匹ほどが会場にいるそうです。
出入り口は猫が飛び出てしまわないように、二重扉になっています。
さっそく、大きな猫ちゃんがお出迎え! ではなく、これは浮世絵をもとにつくられたパネル。
1841~1843年、天保の改革により遊女や風俗を描いた浮世絵が禁止されると、猫をモチーフにした浮世絵がつくられるようになったそう。まるで人間のようにいきいきと暮らす、猫たちの姿を楽しむことができます。
吹き出しで添えられているセリフも見どころです。
まずは学習塾をテーマにしたゾーン。そしてこちらを抜けると…
江戸っ子といえば、熱い銭湯!ということで「ねこ湯」。
運がよければ、入浴中(?)の猫のショットも撮れちゃいます。
ほかにも、このパネルを使って記念撮影も。まるで猫の世界に迷い込んだみたい!
会場中央のキャットタワー&ねこ遊郭では遊んでる姿に癒される
ほかにも、会場にはキャットタワーがあちこちに。
タワーに上るだけでは遊びたりないのか、猫同士でじゃれあっているところも見られました。
そしてこちらは、遊郭をモチーフにしたお座敷ゾーン。靴を脱いで座敷に上がり、オモチャを使って猫と遊ぶことができます。
鈴と徳利を組み合わせたオモチャが大人気。子猫と日本酒を酌み交わしているようなショットが撮れました!
そして、会場奥には江戸の華「祭り」を描いたパネルが。橋の手すり部分に乗って遊ぶ姿はぜひ押さえたい一枚です。
おみくじや絵馬も!収益金の一部は保護猫活動の支援金に
招き猫をモチーフにしたおみくじ(¥400)や絵馬(¥500)も。収益金の一部は、保護猫活動の支援金に。
また、会場中央に掲げられているのは、爆笑問題の田中さんや清水ミチコさんなど、猫好きで知られる著名人のオリジナル絵馬。購入申込みをしておけば、会期終了後に購入できる方には連絡があるそう。こちらは売上から経費を除いた全額が保護猫活動の支援に使われます。
疲れたら甘い物で休憩を。“にゃんにゃんセット”も!
“茶屋”というだけあって、軽食やドリンクも充実。お団子2本とドリンク2つがセットになった“にゃんにゃん”セット(¥900)なんてものもありましたよ。
そして、こちらの茶屋では猫用の食事も。「江戸ねこ茶漬け」(¥500)や「江戸ねこあいす」(¥300)は、猫たちの大好物。大人の猫から子猫まで、モテモテ間違いなし! どちらも数量限定なので、早い時間にオーダーしましょう。
お昼寝ショットを狙うなら午後2時~5時がおすすめ!
会場のスタッフによると、猫たちは午後2時から5時の間は、お昼寝していることが多いそう。かわいい寝顔を撮るなら、この時間がねらい目だとか。
ねこ遊郭にある「猫用座所」で眠る姿は、愛くるしさも倍増です!
イベント限定グッズも超キュート!人気ナンバー1は意外なコレ
会場入り口にある、お土産コーナーも忘れずにチェックを。Tシャツや豆皿、クッションなど猫をモチーフにしたグッズを購入できます。人気ナンバー1は意外にも、モバイルバッテリー。
浮世絵の絵柄を使ったブックカバーをめくってみると、中身は…?
もしかして…と思ったらやはり「吾輩は猫である」と「三毛猫ホームズの茶話会」。芸が細かい!!
ほかにも、会場にはつい写真を撮りたくなるようなフォトスポットが盛りだくさん! 夏休みのお出かけ先として、候補に入れてみてはいかがでしょうか?
【イベント概要】
「江戸ねこ茶屋」※猫アレルギーが心配な方は入場をお控えください
※小学生以下の方は入場できません