暑さが本格的になるこれからの季節は、インテリアにグリーンをあしらって、少しでも涼しい気分になりましょう。でも、暑い時期は生花のもちもいまいちだし、カンカン照りのなか、庭の植木を手入れするのも大変…。

そこで注目したいのが「フェイクグリーン」。「最近は、100円ショップでもおしゃれなものが手に入りますよ」と話すのは、作品や料理などを撮影する際のスタイリングを手がける、フォトスタイリストの貝賀あゆみさん。

フェイクグリーンでインテリアをさわやかな夏仕様にチェンジできる、3つのアイデアを教えてもらいました。

グリーンインテリ
グリーンを効果的にあしらった初夏のさわやかインテリアコーデ
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手入れのいらないフェイクグリーンでインテリアの雰囲気を手軽にチェンジ!

100円ショップに行ったら、フェイクグリーンコーナーを探してみてください。充実のラインナップに、思わずテンションがあがります!
そんな100円アイテムで簡単にできるインテリア雑貨を、3パターン紹介します。

●アイデア1 葉っぱをコピーして海外のおしゃれフレーム風に

葉のコピー

最初に紹介するのは、本物のグリーンをフェイクグリーンに変えて楽しむアイデア。海外のインテリアでよく見かける植物のポスターを自作します。

用意するもの

【材料】

・葉っぱ3種類くらい:今回はブルーベリー、パキラ、ユーカリを使用しました。
・A4サイズの手ばりラミネートフィルム(3枚入り):100円ショップで購入できます。
・丸ゴム:細めのもの。
・マスキングテープ:細めの黒いもの。

【つくり方】

薄い色でコピー

(1)まずは用意した葉っぱを、A4サイズにおさまるように並べてカラーコピーします。色の濃さをいちばん薄くすると、淡い色味に仕上がります。

ラミネートフィルム

(2)ラミネートフィルムをはがして、粘着面に葉っぱの柄がくるようにはりつけます。上から下にゆっくりはると、きれいに仕上がります。

マスキングテープ

(3)ラミネートフィルムの縁にマスキングテープをはれば完成。テープをはる前に、フィルムの余分なところをカットしてもOKです。

丸紐は飾りなのでなければつけなくてもOK

画びょうのかわりに、フィルムの裏の四隅に丸めたテープをつけて壁にはると、すっきり見えておしゃれ度UP!

丸ひもをつけて額をつるしているように見せると、また違った表情に。

ラミネート加工の光沢感が、まるで本物のフレームのように見えます。

●アイデア2 アルミピンチハンガーに葉っぱをつるすだけの簡単モビール

ハンギンググリーン

続いて紹介するのは、小さなアルミピンチハンガーに、カットしたフェイクグリーンをはさむだけの簡単モビール。

なにもない空間にグリーンのアクセントがつくれます。

【材料】

・100円ショップのフェイクグリーン:いろんな種類があるなかから、今回は、夏らしく少し色味が濃いポトスのようなグリーンを選びました。
・アルミピンチ6個つきのハンガー

【つくり方】

夏らしく少し色味が濃いポトスのようなグリーン

(1)6個のピンチに合わせて、グリーンも6つに分けてカット。

ピンチにつけたら完成

(2)あとはそれぞれのピンチにはさんだら完成です。

ここにグリーンがあるといいな、という場所を見つけて、自由にハンギングしましょう。

わが家では、天井にネジつきのフックをさし、そこからひもをたらしてモビールをひっかけました。

※天井からつるす場合は、耐荷重を確認して、落下しないよう注意して設置してください。

●アイデア3 ピクチャーレールやフックでグリーンを壁かけ

ピクチャーレールやフックで壁掛けグリーン

最後に紹介するのは、フェイクグリーンや葉っぱの束を無造作にまとめて壁につるすアイデアです。

スパニッシュモスや造花の葉っぱのところ

【材料】

・100円ショップのスパニッシュモス
・造花の葉っぱ部分

最近では、土がなくても、水やりをしなくても育つと「エアプランツ」が人気ですが、それでも美しく保つには、霧吹きをしたり、ときどき水に浸したりとちょっとした手間がかかります。
その点、フェイクグリーンなら手入れフリー! これを使わない手はありません。

ピクチャーレールやフックで吊るせばOK

ピクチャーレールやフックにこんな風につるすだけで、エアプランツみたいに! ぐっとおしゃれな雰囲気が生まれます。

少しさみしい雰囲気だったインテリア

【Before】少しさみしい雰囲気だったインテリアですが…。

フェイクグリーンやグリーンのポスターを飾って明るい印象になりました

【After】フェイクグリーンを飾って明るくさわやかな印象になりました!

真夏でも枯らす心配なく、手頃に楽しめるのが魅力のフェイクグリーン。アイデア次第で使いどころもたくさん!

インテリアに上手にとり入れて、今年の夏を涼やかに過ごしてみてはいかがでしょう。