手帳をこまめにつける人が増えています。家計簿として使ったり、献立をまとめておいたり、育児日記として使ったり。予定を書き込むだけでなく、手帳に暮らしの情報をまとめておくことがブームです。文具プランナーの福島槙子さんに詳しく聞きました。
すべての画像を見る(全1枚)関連アイテムの進化が止まらない!新年度に始めたい楽しい手帳術
新年度は、手帳を新調するチャンス。最近は、イラストなどでデコレーションして楽しむ人も多く、かわいく仕上げたページをSNSにアップし、手帳の書き方をシェアする風潮も。
●自分だけの記録を手帳につけてライフログに
スケジュールだけでなく、家計簿や育児日記など暮らしの情報を書き込んで楽しむ手帳術も話題になっています。
「1日1ページ式の手帳を『ライフログ』として使う人が増えています。今日あったことを細かく記録したり、健康管理のために寝た時間を書き留める人も。特別なイベントがない日でも、なにげない日常を記録することで思い出深い一日になったり、毎日にリズムが生まれるのがライフログのいいところ」と福島さん。
googleカレンダーなど、スケジュールをスマホで管理できるアプリがたくさんある一方で、手書きするというアナログな方法が“日記を残す実感がある”と人気です。
●毎日たくさん書かなくてもOK!マンスリーやウィークリーを活用して
細かく書く時間がない人や、イラストが得意でない人は、マンスリー手帳に1日ひとつ絵日記を描くという方法も。
「狭い枠の中なので気軽に描けます。スペースも小さいので、無理なく続けやすいですよ。また、毎日ログを書くのはしんどいけれど、少しずつでも自分らしい1冊をつくりたい人はウィークリーがおすすめ」
ウィークリーは1週間ごとのスケジュールとメモ欄が見開きになっているので、左側は普通にスケジュール帳として使い、右側のメモ欄に7日間分の出来事をまとめて記録できます。
●イラストが苦手でも大丈夫!マステやふせんで手帳を手軽にデコ
SNSで手帳術を見ていると、手書きの字やイラストが手帳のページいっぱいに書き込まれているほか、マスキングテープやふせん、スタンプやシールなど、手帳を華やかにするアイテムが使われています。
「手帳を自分だけの一冊にしたい、という人が増えました。イラストが描けないという人も、好みの柄のマスキングテープを使ったり、スタイリッシュなインデックスシールを活用したりと、アイテムを使えばデコレーションは簡単。手帳を飾るグッズも充実しています」
福島さんによると、マスキングテープはますます柄や大きさが豊富に。カットされていてふせん感覚ではれるものや、修正テープのようにラインでシールがはれるものも。ノートのはしにあわせた三角形のものは、カードやチケットをはるのに便利。
また、ふせんも進化。マンスリーページの日付の枠にぴったりサイズの小さなタイプも登場しています。
「私のお気に入りは“ふせんのゴミ箱”。ページにはっておくと、クリップやふせんを入れておけるケースになるのでとても便利」
毎晩、あるいは週末に、手帳を片手に毎日を振り返る時間をつくってみてはいかがでしょうか?