月の満ち欠けを意識して、日々を暮らす女性が増えています。月の満ち欠けが載っているカレンダーや手帳も多く見かけるようになりましたが、暮らしにどう取り入れたらいいのでしょうか。
「月という自然のパワーを味方につけることで、生活がより快適になりますよ」と話すのは、月の満ち欠けに合わせて女性の心身を整えるヨガを考案した、ヨガインストラクターの島本麻衣子さん。神秘的な「月のリズム」を暮らしに取り入れる、入門ステップを教わってきました。
女性の体は「月の満ち欠け」に合わせて少しずつ変化
島本さんは「満月の日は出産が多いという話で知られるように、私たちの体は月の満ち欠けに合わせて少しずつ変化しています」と話します。
「月を観察していると、満ち欠けに関連して揺れ動く心身の変化が予測できるようになってきます。新月の日になにかを始めるとよかったり、満月の日に気持ちが高揚したりします」(島本さん)。
月の満ち欠けで、日々を調整する具体的なやり方を見ていきましょう。
月の満ち欠け別「暮らしのアイディア」
●新月の日
「新月」は、空に月は出ているものの地球上から見えません。月が満ち始める「すべての始まり」であり、なにかをスタートするのに最適な日とされています。この日に行いたいのは、次のようなこと。
この先1か月でやりたいことを3つ書くまずは、やりたいことを3つ書き出してみましょう。コツは「新しいレシピが家族に喜ばれました」など、完了形で具体的に書くこと。最大7つまで増やしてもOK。
新しいレシピにトライする新月のエネルギーを受け取るためには、心と体を栄養満点にしてコンディションを整えたいもの。新レシピで、心と体へ新鮮な栄養をたっぷりと届けましょう。
●満月
まばゆい光とともに、静かなエネルギーが満ちあふれる満月の日。気持ちのポジティブさが最高潮になり、心も体も絶好調なタイミングです。この日に行いたいのは、次のようなこと。
月を見上げゆったりと入浴するゆったり月を見上げるのによい日です。入浴時には照明を落とし、窓から月が見えれば月光浴をしましょう。入浴前後に月を見上げて深呼吸するだけでもOK。
ラブパワーが最高に。家族に優しくして好きな人とポジティブなエネルギーを与え合うのにも向いています。あなたがママなら、月の光のように優しく子どもや夫を包み込み、「見上げるとそこにいる」という安心感を、いつも以上に分け与えてみて。
特別な道具もいらず、すぐ始められるのが「月のリズム暮らし」のよいところ。今夜、ふと月を見上げることから始めてみませんか。
ESSE9月号では、新月と満月の間の日なども含め、より詳しく月のリズムと暮らしの関係を解説しています。ぜひこちらもチェックを。