こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
工夫して、友人と過ごす自分時間をつくっています
仕事と家事・子育てに追われる女性たち。友人との時間を取りたいと思いつつ、家族の用事を優先させてあきらめたり、先延ばしにしたり…。でも、慌ただしいときだからこそ、友だちとのおしゃべりがよいストレス発散にもなることも。パートナー(男性)には理解してもらえないことでも、女性同士だからこそわかり合えて、「私だけじゃないんだ」という安心感も生まれます。
女友達とのなに気ない話から、「あ~、そうか」と学ぶこと、いいアイデアや情報をもらうことも多いものなんですよね。そこで今回は、友人と過ごす自分時間をつくりだすための、私なりの工夫をお話します。
●モーニングの時間を利用して会う
ママ友との時間は〝ランチ″というイメージがありますが、一日の真ん中の時間を切り取ってしまうと、ほかの時間を有意義に使えない場合も。そんなときには、カフェや喫茶店のモーニングの時間を利用して会うことにしています。
低価格ですし(笑)、自分の食事の用意もしなくてすむ。そのあと仕事へ行ったり、銀行、役所の手続きなど一定の時間しかあいていない場所での用事をすますこともできます。
●終わりの時間を決めて会う
ダラダラしゃべってしまうと解散時間が読めず、席も立ちにくくなることってありませんか? 最初に「13時までなら大丈夫なの」と具体的に終了時間をお伝えすることで、有意義なおしゃべりタイムを過ごすことができるのです。
相手も予定を決めやすくなるので、自分にも相手にも優しい習慣だと思います。
●直前の約束でも大丈夫と伝えておく
事前に会う約束をしていても、急に仕事が入ったり、家族の都合などでどうしても変更は起きるもの。私たちの年代だと、体調の変化なども少なくないですしね。だからこそ、「今度会いたいですね」「お茶でも」「ランチでも」と言ってもらったときには、LINEなどで『私は直前のお約束でも大丈夫ですので、お声がけください』とお伝えするようにしています。
すると、「それなら助かる・声がかけやすい」という反応が多くあるのです。実際、「明日どう?」「今日1時間半だけどう?」と、お誘いも増えました。
●会いたい人全員が揃わなくても会う
大人数の予定を合わせるのはなかなか大変なので、会うときは大抵2~3人。それでもダメなら、私とAさん、私とBさん、のちAさんとBさんで会うのもありです。こだわらず会える人と会えるときに、チャンスを逃さず…です。
●短時間会うより電話で話をする
長電話。外で会って1時間だけって、ちょっと物たりない感じがするものですが、電話で1時間は、ずいぶん話した感じがするものです。LINEで何度もやり取りするより、たくさん話すことができますし、声のトーンで相手や自分の気持ちも伝わります。LINE電話なら無料ですしね。
【若松美穂(わかまつみほ)】
1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。 夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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