夫が外で恋をしているらしい…。気づいてしまった妻は、どう対応するのがよいのでしょうか。
大ヒット中の映画『昼顔』では、斎藤工さん演じる北野が、上戸彩さん演じる紗和に惹かれていきます。北野の妻・乃里子は、夫と紗和の前に現れますが、はたしてその作戦は正しい?
妻が夫の彼女に会うことで、夫と彼女の絆が深まってしまうという皮肉な結果に!?
男女関係をテーマにした著作が多数あるライターの亀山早苗さんは、「夫の彼女に会いにいくのは、避けたほうがいい」と語ります。
「妻が夫の彼女にどなり込みに行くケースは多々ありますが、それをきっかけに、『いかにバレずに続けるか』という方向で、夫と彼女が団結してしまうことがあるんです。2人の絆が深まってしまうんですね」
では、「見て見ぬふり」をして戻ってくるのを待つほうがいい?
「戻ってきてほしいなら、見て見ぬふりはやめたほうがいいと思います。昔と違って、最近はそのまま戻ってこなくなるケースが多いですから。深入りする前に目を覚まさせるようにしたほうがいいです」
亀山さんによると、なるべく早く、できれば一線を越えてしまう前に手を打つのがベストだそうです。
「誕生日でも出会った記念日でもなんでもいいから口実をつくって2人ででかけ、出会ってからこれまでの思い出を語るのが有効です。男性って、歴史や時間の長さというものの重みに弱いんですよ。そして、『いかに精神的に必要としているか』を伝えるとよいでしょう。ここで、間違っても経済的な理由から『ATMとして必要としている』かのような印象を与えてはいけません」
こうすることで、“自分が幸せにしなければならない人はここにいたのに、俺はなにを考えていたんだろう”と我に返る男性が多いといいます。
「もし子どもがいるなら、『パパ、キャンプに連れてって』などと言わせて、家族でイベントに繰り出すのもいいですね。濃密な時間を共有することで、家族の絆を感じてさせるのです」
そのうえで、「ママ友が、ダンナの浮気が原因で離婚したらしい」などと、牽制球を投げておくとよいといいます。
「大切な家族と新しい彼女を天秤にかけたとき、どちらを失いたくないかといえば、やはり家族を選ぶ男性のほうが圧倒的に多いでしょう」
突撃せず、泳がさず、それとなく釘は差す。大切な人を取り戻したいなら、大人の胆力が必要なようです。
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