自然な風合いで、部屋に優しく色を添えてくれるドライフラワー。湿気の多い梅雨どきは、飾り方に注意が必要です。専門家に話を伺いました。
一度カビが生えたら回復不能!ケアを忘れずドライフラワーを楽しみましょう
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「ドライフラワーは湿気が苦手で、一度カビが発生してしまったら、もう回復できません。風通しのいい場所に飾り、キッチンや浴室など水回りは避けること。玄関にドライフラワーを飾っている人は多いですが、ドアのあけ閉めで外の湿気が入るので梅雨どきには不向き。リビングやダイニングに移動させましょう。直射日光も色あせを招くので気をつけて」
そうアドバイスするのは、ドライフラワーアーティスト・吉本博美さん。壁にかけたり、花器に挿したりと、楽しみ方もさまざまですが、しつらえ方にもポイントがあるといいます。
「花を上に向けてビンなどに飾ると、湿気の多い季節は首がクタッとなり、花が垂れてしまうことが。この時季は、束ねて逆さにつるして飾る『スワッグ』などが適しています。とくにじめじめした日は、除湿機をつけるか、エアコンの送風を運転してケアしても。また、ホコリがついているときは、ブラシで払うと花が落ちてしまうので、ドライヤーで弱めの風を送り、ホコリを吹き飛ばしましょう」
●そのほか注意すべきこと
・つぼみでつくられたもののなかには、虫がいることがあり、梅雨どきは出てきてしまうことが。虫を見つけたら取り除く
・本当に大切にしているものは、梅雨から夏が終わるまでは保管するという選択肢もアリ! 密閉できる衣装ケースなどに除湿剤(小さなシリカゲルなら10個くらい、類用のものなら数個)と一緒に入れる。もし、ガラスケースなどがあれば、除湿剤を入れて飾るという手も。
家時間が長くなる梅雨こそ、ドライフラワーと上手につき合って、インテリアを楽しんでみましょう。