忙しい朝、お弁当づくりの手間は少しでも省きたいもの。だからといって、おいしさと楽しさに手を抜きたくはない!そんな気持ちを満たすお弁当クッキングを、フォロワー数19万人の人気インスタグラマー、tamiさんが日々実践中。夫のためにつくるお弁当は、華やかで、おいしそうなうえに、週末つくりおくおかずを組み合わせることで、平日の朝も気楽につくれるスグレモノ。そんなtamiさんに、お弁当づくりのコツを教えてもらいました。

お弁当
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週末のつくりおきで平日朝ラクなお弁当づくり

 つくりおきおかずをつくる際、ラクにおいしくつくるためにtamiさんが実践しているコツをご紹介します。

●週末にメインおかずとサブおかずをつくりおく

週末にメインおかずとサブおかずをつくりおく

 週末に仕込むつくりおきは10~14種類。彩りのいい野菜のおかずが8割で、残りの2割がメインおかずです。「アレンジの利くものを多めにつくり、5日間フル活用します。冷蔵庫に保存し、3~5日を目安に食べきっています」

●食材を買ってから、つくりおきメニューを考える

 つくりおきのメニューは買い物をしたものから考えます。「週に一度、まとめ買いした食材が生協から届くので、食材を並べて確認しながらノートにメモをします。それをもとになにをつくるか決めています」

●食材の下ごしらえは、一気にすませて調理する

 短時間で効率よくつくるために、野菜を洗うのは一気にすませ、そのあとはひたすら切ったり、刻んだりします。「メニューごとにバットやボウルにまとめておけば、並行調理もラクにできますよ」

●どの組み合わせでも合う味つけを心がける

 お弁当は、ほぼつくりおきだけで完成するので、どのおかずをつめても違和感のないように全体を構成。「和・洋・中など、その週の味のテーマを決めておくことで、統一感を出しています」

●塩ゆで野菜など応用の利くものをつくる

 ブロッコリーの塩ゆでなど、シンプルな野菜のおかずをつくっておけば、なんにでも使い回せてアレンジ自在。「味や形を変えて登場させることで変化をつけ、飽きずに食べてもらう工夫をしています」

ブロッコリーの塩ゆで

朝あわてず、素早くできるお弁当づくりのルール

 つくりおきおかずをお弁当に活用する以外にも、朝の作業をラクにするルールをtamiさんは決めています。

●前の晩のおかずをつめてもよしとする

 メインおかずには前日の晩ご飯の残りを利用すれば、手間も省けて助かります。「お弁当づくりは日課だから適度に力を抜いて。ハンバーグなら3人分つくり、1人分をお弁当に回します」

●彩りとしきりを兼ねて葉野菜を活用する

 味移りを防ぐしきりには、フリルレタスを活用します。「カールした葉先がかわいくてお弁当も一気に華やかになります。毎週1袋買って、1日1~2枚ずつ使うとぴったり使いきれます」

彩りとしきりを兼ねて葉野菜を活用する

●ふりかけや漬け物などで彩りをたす

 白いご飯のままでは味気ないので、ふりかけや漬け物、梅干しを彩りとしてプラスします。「カラフルなふりかけは”五色花むすび”というもので、わが家の定番です」

●卵焼きは朝焼いてつめる

「卵焼きだけは、つくりおきしない方がおいしいので、朝、焼いたものをつめています」。毎朝、キッチンに立ったら、まず最初に卵焼きをつくり、冷ましておいてからお弁当につめます

卵焼きは朝焼いてつめる

 いかがでしたか?tamiさんの無理せず、毎日お弁当づくりができるコツ、ぜひマネしたいですね。ちなみに、

ESSE4月号

の特集「みんなの朝ラクお弁当生活」でも、tamiさんが登場しているので、こちらの方もぜひチェックを!