ポシェット型財布、ウォレットバッグ…。いろんな呼び名がありますが、お金やカード類だけでなく、スマホやちょっとした小物類も収納できる容量の大きな財布が、女性の間で人気です。テレビや雑誌などで、シンプルな生活のアイデアを提案する、整えアドバイザー・阪口ゆうこさんもそのひとり。
「財布をバッグに入れるんじゃなくて、バッグを財布にしちゃえばいいんじゃない!?」。そんな発想の転換で、身軽になっただけでなく、節約もでき、家計管理もスムーズになったと言います。
阪口さんに、財布使いのコツを解説してもらいます。
街で人気のお財布ポーチ、使ってみました
最近街でもちらほら見るショルダーバッグタイプのお財布。私は「お財布ポーチ」と呼んでいます。というのも、私が使っているのが、そもそも「マルチポーチ」として販売されていたものだから。
すべての画像を見る(全5枚)サイズ感や収納力がちょうどよく、試しに使ってみたら、もう手放せないほど便利なんです!
お財布ポーチなら必要なものが収まるうえに身軽!
なにが便利って、めっちゃ身軽なところ。お財布ポーチに入っているものは、ざっとこんな感じです。
・1週間分の家計費
・こづかい用財布
・スマホ
・カギ
・クレジットカードやメンバーズカードなどのカード類
・通帳(入出金が多いときだけ)
これさえあれば、外出時はほかになにももたなくてOK。コンビニ、書店、レンタルDVD店などなど、買うものや目的が明確なところって、持ち物はミニマルにスマホと財布だけで行きたかったりしませんか?
だったら、バッグの中に財布を入れるのではなく、財布をバッグにしちゃえばいい!もともとものが少なかったので、この逆転の発想で、うんと身軽になりました。
お財布ポーチで家計管理もラクになりました
お財布ポーチを使うようになってから家計管理もスマートに。1週間分の家計費は、ポーチのポケットにイン。
買い物したレシート類は、ポケットに中にひとまとめ。ちなみにこのビニールのポケットは、2つに分かれていたものを、仕切り糸を外して、ひとつにしています。レシートは、自宅に帰ったらすべて取り出して整理。
そして、こづかい用の財布はスマホと一緒にポーチの中にしまっています。
これまでは、ひとつの財布で家計費とこづかいを管理していたのですが、こうすると、支出がごっちゃになってしまいがち。あとでまとめて精算すればいいかと、つい使いすぎてしまうこともありました。でも、財布を別にすると、残金がひと目でわかるようになり、残りいくらか考えながら買い物するクセがついたんです。
また、これは生活費から出していいものなのか、私のこづかいからなのか、と買い物カゴに入れる前にワンクッションおけるように。家族にお使いを頼むときも、この財布から出してねと頼みやすく、家計も一目瞭然!これで、毎週の予算のうち、何千円かは節約できるようになりました。
ひとつのバッグに財布2つは、ちょっとじゃまくさく感じてしまいますが、大きなお財布ポーチ(家計費)に小さな財布(こづかい)なら、とっても軽やか。身軽さと家計管理のラクさが、一度に手に入りますよ!
【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。著書『
家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ』(日本文芸社刊)が発売中。
ブログ「
」