冬のファッションに欠かせない、ウールの手袋やファーのマフラーといったふんわりした質感の小物類。一見きれいに見えても、直接肌に触れるため皮脂や汗の汚れが蓄積しており、放置すると劣化しておしゃれ感がなくなってしまいます。来年も使えるように、きれいにしてから保管しておきたいものです。

そこで今回は、「洗濯王子」の愛称で知られる洗濯アドバイザー・中村祐一さんに、冬のファッション小物の、正しいお手入れ術を伺いました。

汚れがちなニットの手袋は洗濯必須。装着して手洗いを

ニットの手袋は指先などが汚れているので、シーズン終わりには忘れずに洗濯を。

●ほかのニットアイテムを洗うときに、手袋をはめて同時洗い

手袋をはめて同時洗い
手袋をはめながらほかのアイテムを洗うことで、手袋の汚れも落とせます
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中村さんがおすすめするのが、セーターなどのニットアイテムを手洗いするときに、ニットの手袋をはめて作業することで同時にきれいにしてしまうというもの。このとき、指先を軽くたたき、手を握って広げたり、手首のあたりを押さえたりすれば、全体の汚れがよく落ちます。

ファーのマフラーの長もちケア法

ファーのふんわり感を長もちさせるには、汚れを早めに取り除くことが重要。また、意外にもヘアトリートメントを活用すると効果的です。

1.全体にブラシをかける

全体にブラシをかける

洋服用ブラシで全体にブラシをかける。このとき、ホコリなどをかき出すように、さまざまな方向からかけるのがコツ。

2.水ぶきする

水ぶきする

かたく絞ったタオルで全体を水ぶきし、汚れを落とす。

3.ヘアトリートメントをつける

ヘアトリートメントをつける

20~30℃のぬるま湯にヘアトリートメントを小さじ1/2ほど溶かし、タオルに含ませてかたく絞って全体をふく。

デリケートな素材が多い冬物は、お手入れのコツを知れば仕上がりに差がつきます。ぜひためしてみてくださいね。