コートや帽子など、水洗いできないウール製品のお手入れ、どうしていますか? 来年またきれいな状態で着られるよう、しっかり汚れを落としたいものですが、家族全員の分をクリーニングに出すとなると出費が気になります。今年はクリーニング店まかせにせず、自分でさっぱりきれいにしてみましょう。
「水洗い、手洗いできない冬物も、汚れに応じたケアをすればじゅうぶんきれいになりますよ」と教えてくれたのは、「洗濯王子」の愛称で知られる洗濯アドバイザー・中村祐一さん。ウールのコートと帽子の正しいお手入れ方法を教えていただきました。
蒸しタオルとブラシで、ウールのコート汚れを一掃!
目には見えなくともホコリやチリ、皮脂汚れがたまりがちなウールのコート。汚れを落とし、毛並みを整えれるだけでも清潔感が段違いに。おしゃれ感もアップします。
1.衿元や脇の下などを蒸しタオルでふく
すべての画像を見る(全4枚)かたく絞った蒸しタオルで、衿元や脇の下の内側、袖口など、皮脂や汗などの汚れがつきやすい部分を優しくふく。
2.全体にブラシをかける
ハンガーにかけ、洋服用ブラシで下から上にブラシをかけてホコリなどをかき出し、上から下に再度ブラシをかけて毛並みを整える。
ウールの帽子
なかなか洗濯する機会のない帽子ですが、内側に頭皮のにおいがうつったり、汗や皮脂、メイクも付着して汚れになります。そんな汚れがちな帽子の掃除には、化粧用のクレンジングシートが大活躍。
1.クレンジングシートで汚れをふき取る
内側についた皮脂やファンデーションなどの汚れは、化粧落とし用のクレンジングシートでふいて落とす。2度ぶき不要で簡単!
2.全体にブラシをかける
全体にブラシをかけて。まず、さまざまな方向からかけてホコリなどをかき出し、最後に毛並みに沿ってかけて整える。
コートなどの大物はクリーニングにだすもの、というイメージが強いですが、このように自分でお手入れをすることも可能です。大人のファッションこそ、清潔感が大事になってくるので、ひと手間かけてさっぱり汚れを落としてからしまうのは重要。クリーニング代0円で次のシーズンも気持ちよく着られそうです。