「本音としては、なるべく避けたい…」。多くの妻がそう考えがちなのが、夫の両親との同居。
しかし、そうも言ってられないのが家族というものです。つかず離れずで、義父母とほどよい距離を保てればいいのですが、先方にしてみれば「わが家の嫁」としか思われていないことも。なかにはいっさい遠慮がない場合もあります。
編集部に寄せられたトラブル報告や苦労話のなかには、同居にまつわるエピソードもたくさん。ここでは、そのうちの2つをご紹介しましょう。同じようなトラブルに遭わないために心構えをしておくこともできるかもしれません。
おっぱいまる出しなんですけど!?ノックなしに訪れる義父母
●Eさん(30歳)の告白
去年から夫の実家に同居しています。
生活スペースは完全に分かれた二世帯住宅になっているのですが、義父母は完全に「自宅感覚」。突然、ノックもなしにドアをあけることがしょっちゅうあります。おかげで私はいつもイライラ。
とくにいやだったのは子どもが生まれたばかりのとき。
授乳中にいきなり部屋に入ってくることも!あの~、こっちはおっぱいまる出しなんですけど…。義母ですら落ち着かないのに、まして義父に見られでもしたら…。気の休まるひまもありません。
ノックするなり、ひと声かけるなりしてからあけてくれるように頼んだのですが、いっさい覚えていない様子。義父なんて「しつれーい」と言うと同時にドアをあけるので、まったく改善していません。
まるでデスノート!ぐちオンパレードの日記がばれて…
●Iさん(27歳)の告白
入籍後、すぐに妊娠が判明し、夫の実家に同居することになりました。
ところが、環境の変化のためか、妊娠中から産後にかけて、うつになってしまった私。
同居している夫や義父母のささいなことが気になってしまい、書きつづっていた日記は『デスノート」か!ってくらい、家族に対するぐちのオンパレードに…。運が悪いことに、それを義父母に見られてしまったために関係が破たんし、同居を解消することになりました。
その後は2年くらい、夫の実家とは絶縁状態に。うつも治り、私が土下座をして関係を修復することができました。今では毎年旅行に出かけるぐらい仲よくなりました。
まさに「雨降って地固まる」です。
「家族なんだからこれぐらいはOKでしょ」。そんな両者の思惑が少しずつずれて、ついに悲劇が生まれてしまうのです。ほどよい距離を保つのが、うまくやっていく秘訣かもしれませんね。