掃除の強い味方、100均グッズ。今回注目したのは毛先を山切りカットしたサッシ用の掃除ブラシ(ヘラつき)。手のひらサイズのブラシながら、サッシはもちろん、浴室や玄関など幅広く使える優れものなんです。
日本ハウスクリーニング協会の理事・高橋敬子さんが「山切り形は掃除に使いやすいので自分でブラシをカットすることもあったのに…。今は100円で買えるのね」と思わず苦笑いしたという便利ブラシの、プロならではの活用術を披露してもらいました。
汚れを根こそぎかき取る「山切りカット掃除ブラシ(ヘラつき)」
・泥などをすくい取るヘラつき。ヘラは、ブラシ本体に収納できる
すべての画像を見る(全6枚)サッシの溝汚れをパワフルにかき出す、山切りカットのブラシ。その威力は、浴室と玄関の大掃除にも発揮されます。泥などをすくい取るヘラがついたタイプは、こびりつき汚れにも対応できて、さらに便利。
※ここに注意!
…高温になる場所に長くおくと、ブラシや柄が変形することが
浴室の壁や床の「目地」についた軽いカビ。ブラシのゴシゴシ洗いでキレイに
溝に入り込む山切りカットだから、浴室のタイルの目地も、軽いカビなら水でこするだけで落とします。水だけで落ちないときは、セスキスプレー(水200mlに小さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かしたもの)を吹きかけ、ゴシゴシこすってみましょう。
また、浴室の扉についた汚れは、おもに水アカ(アルカリ性)。こちらの汚れは、クエン酸スプレー(水200mlに大さじ1のクエン酸を溶かしたもの)+ヘラが効果的。汚れの性質に合わせた使い分けも大切です。
●ジャバラ式のフタは溝の汚れに注意
フタの溝にたまった汚れは、溝に沿ってブラシでこすって。カビ汚れなら、セスキスプレーをふきかけたあとこすると落ちやすくなります。
玄関の泥やホコリのこびりつき。山切りブラシやヘラですっきり
玄関回りはドアの開閉が多いため、外からのホコリが蓄積しやすい場所。日頃からのホウキがけが大切ですが、ちょっとサボって目地まで汚れがついてしまったときは、ブラシでかき出して。それでも汚れが落ちないときは、ブラシに水をつけてからゴシゴシ洗いを。
すみにたまった汚れは、ヘラでこびりつきを取ってからブラシで掃き出す、ダブル活用ですっきりさせましょう。