100均ショップで買える実力派のお掃除グッズをピックアップ!今回は「ステンレス繊維スポンジ」に注目してみました。このスポンジ表面のシルバー部分がステンレス繊維。もともとゴボウやニンジンなど野菜の皮をむくものですが、鍋やフライパンの焦げつきも、ガリガリこすって落とせます。

 掃除のプロ・高橋敬子さんも現場で愛用している優秀アイテムなのだそう。今回はそんなステンレス繊維スポンジの実力を余すことなく活用したキッチンでのお掃除テクニックを紹介。ナチュラル系洗剤のセスキ炭酸ソーダとの合わせワザを高橋さんが教えてくれました。

※使用時はここに注意!…傷つきやすい素材は×。漂白剤との併用はサビの原因になるのでNG

焦げついた汚れを強力にこそげ取る「ステンレス繊維スポンジ」
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ステンレス繊維スポンジで、五徳の焦げついた汚れをパワフルに落とす

<五徳>あきらめていた焦げつきもガリガリとパワフルに落とす

 汚れがつきやすいのに、大きくて洗いにくい最近の五徳。「五徳は丈夫だから、遠慮せずにガリガリこすって(※注あり)!汚れをスポンジでしっかりとつかむようにしてこするとよいでしょう」と高橋さん。汚れをできるだけ簡単に落としたいのなら、こする前にセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯(50℃前後のお湯1リットルに対して、セスキ炭酸50gが目安)につけておきましょう。大きすぎて、つけておく容器がないという人は、段ボールで簡単に手づくりしてみるのもよいでしょう。

※一部、最新の五徳では、傷がつくものもありますので、目立たない部分で試してから、お使いください

<五徳>あきらめていた焦げつきもガリガリとパワフルに落とす
狭い部分も忘れずに

形が入り組んでいたり狭くて洗いにくい部分は、割り箸など長くて細い棒を使うと簡単。スポンジと一緒に動かしながら、ガリガリと落としましょう。

●段ボールを使ったつけおき容器のつくり方

1.五徳が入る段ボールを用意し、角をカットする

2.箱に合ったサイズのゴミ袋を広げ、カットした角から2~3cm引き出す

3.50℃前後のお湯を1リットル入れ、セスキ炭酸ソーダ50gを溶かしてつけおきを

4.使用後は袋の先を切ってお湯を排水すると、あと片づけがラクです

魚焼きグリルの四すみにたまった油汚れや網のこびりつきを落とす

 油で汚れやすい魚焼きグリルや網は、掃除をちょっとさぼっただけで、こびりつきになりやすいものです。五徳同様、丈夫な素材なので、ステンレス繊維スポンジでゴシゴシ洗ってOK。四すみは指を押し当てて、また、網は包み込むようにスポンジを使います。その前に軽い汚れならセスキスプレー(水200mlに小さじ1を目安に溶かす)、ガンコな汚れは先の説明と同様、セスキ炭酸ソーダのつけおき洗いが効果的です。

●ガラス部分の汚れ落としにも使える

ガラス部分の汚れ落としもこれで!

 グリルに使われているガラスは耐熱で、ステンレス繊維で洗っても傷がつきにくい素材です。忘れずピカピカにしておきましょう