年末の帰省の交通費、子どもの冬期講習代、暖房代などなど…なにかと出費が増す冬は、節約がいっそう欠かせません。
そこで、ムダにせず、ムリしすぎない水道・光熱費の節約ワザを集めました。効果のほどは翌月の家計簿ですぐに実感できるはずですよ!
洗濯や洗面の習慣を見直し!冬の水道&光熱費をカットするワザ
冬の光熱費を圧迫する原因は、お風呂、洗面所といった水回りで起きています。「洗濯は少量でも毎日」というような人は要注意! うっかりやりがちな失敗と、効果的な節約ワザをご紹介します。
【1】洗濯は少量でも毎日洗っている
→まとめ洗いで洗濯回数を減らせば、年間で約3950円おトク
洗濯機で効率がいいのは容量の7、8割で洗うこと。洗濯物があまりない日は、翌日に回しましょう。水道代・電気代合わせて年間で約3950円もおトクに。とはいっても、洗濯物の入れすぎは生地を傷めたり、汚れを残す原因に。節約しようとムリに洗濯の回数を減らすのはNGです。
※6kgの洗濯機で容量の4割で洗う場合と、8割で洗って回数を半分にした場合の水道代の差額は約3820円、電気代の差額は約130円(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)
【2】すすぎが2回必要な洗剤を使っている
→「すすぎ1回」の洗剤を使えば、全自動洗濯機なら年間で約5281円おトク
最近人気の「すすぎ1回」の洗剤。すすぎの回数が減るということは、水道・光熱費もおトクになります。洗濯機にもよりますが、1日1回洗濯する場合、それぞれ水道代と電気代の合計で、全自動洗濯機は年間約5281円の節約に。洗濯の時間も短縮できますよ。
※新水道料金・下水道料金252円/m3税込 日本電機工業会調べ
※縦型全自動洗濯機で51リットルの水を使った場合を想定。新電力料金目安単価27円/kWh、電気代はメーカーカタログより縦型全自動洗濯機8kgタイプを参考に、すすぎ1回時の電気代は2回時の2/3とする。
【3】温水洗浄便座のフタをあけたままにしている
→フタを閉めた方が年間で約770円おトク
24時間365日電気が入りっぱなしになっている温水洗浄便座。少しでも節約しながら快適に使うためのポイントは、フタ。自動で開閉しないタイプは、使用していないときは必ず閉めてムダな放熱を防げば、年間で約770円も節約になります。「使用後はフタ」を家族で徹底しましょう。
※温水洗浄便座(貯湯式)のフタを、使用していないときに閉める場合とあけっぱなしにする場合の電気代の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)
【4】ドライヤーはいつも“ターボ”でかけている
→よくタオルドライし、標準モードで乾かせば、年間で約474.4円おトク
髪を洗ったあとほとんど水気をふかずに、ドライヤーのターボ全開。これでは電気のムダづかい。タオルドライしてからドライヤーを使えば、標準モードでも問題なく乾かすことができます。同じ5分間乾かす場合、標準モードの方が年間で約459.7円節約。ドライヤーは短時間でかける工夫を。
※1200W/600Wのドライヤーを1日5分ずつ365日使用した場合の電気代(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)の差額を編集部で算出。
【5】お風呂の湯ははり直している
→イチから熱い湯をはるより、冷めた湯を沸かし直す方が年間で約3712円おトク
お風呂が冷めたらはり直すか沸かし直すか。給湯機能と追いだき機能はどちらも便利ですが、沸かし直しのガス代が約4.7円なのに対し、はり直す場合のガス代は約76.1円と16倍もの差が。家族の帰宅が遅いとき、週に一度給湯にしていたのを追いだきにすれば、年間で約3712.8円もの差がつきます。
※200リットルの浴槽を、給湯式で40℃に沸かした場合のガス代は約76.1円。外気温25℃で、同じ浴槽で1.5℃湯温が低下したものを40℃まで追いだきした場合のガス代は約4.7円(東京ガス)。1年は52週で計算。
【6】歯みがきのときに水を流したままにしている
→30秒間水を出したままにすると、コップ30杯分の水が流出。コップにくめば年間で約3520円おトク
歯みがきのとき、水を流したままにすると30秒間で約6リットル、コップ(200ml)の水ならなんと30杯分も流出。歯みがきのときは必要な水をためて使いましょう。1日2回家族全員で徹底すれば、4人家族で年間約3520円も節約できます。
※30秒間水を流して歯をみがいた場合(6リットル)とコップ3杯の水で歯をみがいた場合(600ミリリットル)の差額は1回で約1.3円(東京都水道局)。状況設定と年間の節約額の算出は編集部。