ひなまつりなどの行事やおもてなしで大活躍のおすし。酢飯をつくるときには「飯台」を使うのが一般的ですが、そんな道具を使わなくても、おいしい酢飯がつくれる「山切り」という方法があります。ミツカンの広報の方に教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)飯台なしでできる「すし酢の混ぜ方」
「ボウルと菜箸さえあればできるのが、『山切り』の利点です。よく混ざるうえ、うちわであおぐ手間もありません」
炊きたてのご飯を手早く混ぜるのが、おいしさの秘訣。
「時間をかけるとツヤがなくなり、食感もボソボソになってしまうため、スピーディーに混ぜるのがコツです。炊くときの米の量は気にしなくても大丈夫ですが、水加減はお酢をたすことを考慮して、いつもより少し少なめにすると、よりおいしくなります」
【つくり方】
(1)炊きたてのご飯をボウルに盛る
ご飯が入る大きめのボウルを用意し、炊きたてのご飯を「円すい状」になるように盛る。ギュッと押しつけず、ご飯がベタベタにならないようふんわり盛るのがポイント。
(2)すし酢を上から回しかける
すし酢(ご飯3合に対し、酢、砂糖各大さじ4、塩小さじ2)を、頂点から裾に向かって、らせん状に回しかける。そのまま1分間おき、酢をご飯にしみ込ませる。
(3)菜箸を使い、手早く混ぜる
菜箸を使って、ご飯の山をボウルの側面に広げるように頂点からくずしていく。ボウルを回しながら上下を混ぜ合わせ、最後にご飯をひっくり返せば、でき上がり。