大掃除で汚れを落としても、また汚れをためる1年が始まる…。せっかく大掃除をするなら、そんな負のスパイラルから逃れたいですよね。そこで幸せ住空間セラピストの古堅純子さんが、リバウンドのない大掃除術をレクチャーしてくれました。大掃除と小掃除を組み合わせたメソッドで、キレイな住まいを最小限の手間で実現します。
換気扇は、外せる部分をすべて外してこびりつき汚れを落とす
今回ご紹介するのは、油汚れがべったりついた換気扇の掃除法。放っておくうちにいつの間にか汚れがたまった「ほっとき汚れ」を徹底退治しましょう。
1.フードやドラム、フィルター枠など外せる部分はすべて外す
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1年間使った換気扇は、油でかなり汚れています。「外せるものはすべて外し、洗剤液につけおきします。汚れをゆるめてから落とせば、最小限の労力でキレイになりますよ」。
ネジでとまっている部分は、ドライバーでゆるめて外します。
2.ドラムやフィルター枠をつけおきする
ドラムなどをシンクに運び、ゴミ袋を容器にして住宅用洗剤を湯に混ぜた液につけます。「湯温が高いと洗剤がよく働くので、給湯器の60℃のお湯を使うのがおすすめです」。つけおき時間の目安は20分程度です。
「ネジなど細かな部品は、行方不明にならないよう別の容器にまとめてつけおきします」。こちらも洗剤液に20分が目安です。
つけおきの間は、袋の口をしっかり閉じておきます。
3.内部や周りの汚れをスポンジでこする
つけおき時間を利用し、換気扇本体の汚れを落とします。「スポンジに洗剤液をスプレーし、油汚れをこすります。こびりつきがひどい部分は湿布してから落とすと効果的」。汚れが落ちたら、水でかたく絞ったクロスでふき上げます。
換気扇内部の凹凸やコードについた油汚れをこすり落とし、最後にフード全体の汚れをふき取ります。
こびりつき汚れにペーパータオルを当て、洗剤液をスプレーしてはりつけ。汚れがゆるんだらペーパーでふき取り、水ぶきを。
4.つけおきしたフィルター枠をスポンジでこする
洗剤液からフィルター枠を取り出し、スポンジで汚れをこすります。「汚れがゆるんでいるのでラクに落とせるはず」。こびりつきがあればスポンジに洗剤液を含ませ、丁寧にこすり落とします。
細かな溝部分についた汚れは、両面ブラシでこすると簡単。「ブラシの毛先を溝に当てて細かく動かし、汚れをかき出すようにします」。
5.つけおきしたドラムは両面ブラシで汚れを落とす
溝の間に汚れが付着するドラムは、両面ブラシでこすります。「内側から溝の間に毛先が入るようにブラシを当て、汚れをこすり落としましょう」。汚れを移さないよう、ブラシは途中でふき取りましょう。
汚れがダマになっている場合、いきなりブラシでこすると処理が大変。「割り箸であらかた汚れをこそげ落としてからブラシを使います」。