こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。

若松美穂のおいしい生活
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 大掃除、と聞くだけで少し憂うつになります。年末はあれこれすることがたまって、そうじゃなくても時間のやりくりに頭を悩ますのに、普段の掃除に加え、大きいものや細かいところの掃除にまで時間を取られるのは正直、大変。それにわが夫、お料理はするけれど、掃除はしない。結局、一軒分、丸ごと私の仕事です。ということでわが家の場合、年末にこだわらず、あちこち少しずつ掃除をくり返して、一年じゅう、きれいを積み重ねることにしているのです。

年末にこだわらず、できることを、できるときにちょこちょこ掃除!

 大掃除といえば、まず思い浮かぶのが換気扇ですよね。じつは換気扇って、1年かけてこびりついた汚れをこすり落とすのにはとても時間がかかるけれど、汚れがたまる前に掃除してしまえばたったの10分できれいになる場所。出かける前、「あと10分はある」という時にパパッとできるので、1か月に1回くらいの頻度で掃除しています。

 カバーとフィルターを外し

年末にこだわらず、できることを、できるときにちょこちょこ掃除!

 古歯ブラシでさささっとこすって、水で洗い流します。マメに洗っているので、こびりついた汚れがなくすっきり。

古歯ブラシでさささっとこする

 カバー・フィルター・使った歯ブラシもウッドデッキに干して出かければ、帰宅した時には乾いているので、元に戻すだけ。

ウッドデッキに干す

 次は、お風呂掃除。

 風呂おけやイスといったプラスチックのお風呂グッズは、あえて白で統一しておきます。白は汚れが目立つので、まず家族がお風呂からあがるときにきれいにしてくれやすい。さらにだいたい1か月くらいたつと少し汚れがたまってくるので、メラミンスポンジを使って、たまったその汚れを磨き落とします。

プラスチックのお風呂グッズ

 グッズとはまた別の日には、お風呂のフタや見えない隙間のカビ取りの日を設けます。じつはわが家、家族が皆、お風呂の使用時間がバラバラで、朝・昼・夜・夜中それぞれの時間で勝手気ままに使うので、お風呂場が湿っている時間がたぶん、長いのです。

お風呂のフタや見えない隙間のカビ取りの日

 さらに築16年という積み重ねもあって、カビができやすい気がします。なので、カビ取り剤も一気に使うというより、目に見えてここ気になる…というところにちょこちょこ吹きかけるようにしています。だいたい1週間に1回くらいかな。気になる場所にカビ取り剤を吹きかけておき、その間に洗濯物を干したり、買い物へ行ったり。ある程度時間がたったら水で流します。きれいに取れないところがあれば、これまた古歯ブラシなどでこするといいようです。

 排水溝掃除の日は、手を中に入れてぬめりも丁寧に取るので、ゴム手袋を使用。髪の毛などゴミをまとめて取るためのボロ布や、それを入れるビニール袋、細かいところを洗う古歯ブラシを、手を入れる前にしっかりと用意して。

ゴム手袋を使用

 見えるところだけでなく、フタを裏返したりして、すみずみまで古歯ブラシでこすり洗いするのがコツ。これもだいたい1週間に1回くらいですが、この時、ちょっとサボって汚れを残したりしない方が、結局ラクだと思います。

すみずみまで古歯ブラシでこすり洗い

 あとでと思わず、できる時にできることを少しずつ……が私流の掃除のやり方。このちょこちょこ掃除で、忙しい年末の大掃除を回避できるのです!

【若松美穂(わかまつみほ)】

1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。 夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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m_wakachin8