テレビや雑誌などでも活躍する料理研究家が、プロの視点で選んだ、普段から愛用するキッチン道具をご紹介します。頼れる品を教えてくれたのは、ワタナベマキさんと飛田和緒さん。あなたも使ってみたら、台所に立つ時間がもっと楽しくなるかもしれません。
料理研究家が厳しい目で選んだ頼れる台所道具
●鍛金技法でつくられた機能美あふれる銅鍋
<鍛金工房 WEST SIDE 33の銅製オーバル型両手鍋>
すべての画像を見る(全5枚)金属を金づちで打つ鍛金技法で、丁寧につくられた鍋。「銅製なのでジャムづくりにぴったり。魚介の蒸し物なども、ふっくらおいしく仕上がります。形がきれいなので、そのまま食卓に出すこともありますよ」(ワタナベマキさん)
・長径23.3×高さ9.5cm
●力を入れなくてもスーッと切れるのが快感
<吉實の特鋼つば付洋庖丁6寸>
肉、野菜、果物など幅広い食材に適した、高品質の鋼でつくられた万能包丁。「安定した切れ味が気に入って十数年来、愛用しています。包丁にきちんとした重さがあって、野菜も力を入れずにスーッと切れるので気持ちがいいんです」(ワタナベさん)
・刃渡り18cm
●下処理いらずで使えて浸水なしでもご飯が炊ける優れもの
<信楽雲井窯の黒楽三合炊御飯鍋>
土鍋は使い始めに下処理が必要ですが、これは軽く洗うだけでOK。「急いでいるときは、浸水なしで炊けるのも助かるし、短時間でふっくらおいしくできて、ご飯炊きが楽しくなります」(飛田和緒さん)。鍋の底まで全面釉薬仕上げ
・直径22×高さ15cm
●くるくる回して使えて自立する、丸いまな板
<陶片木のまな板>
少し欠けた月のようにも見えるまな板は、その形ゆえ自立可能。「四角より、丸いまな板の方が、スペースをとらずに切る作業ができます。たとえば、端で肉や魚を切り、くるくる回してあいたところで薬味を切ったりできるのも便利なんです」(飛田さん)
・奥/大(ホウ) 長径30×高さ2.5cm、手前/小(イチョウ) 長径18×高さ2.5cm
●1人分の冷凍ご飯を中までふっくら解凍できる
<クレハのごはん冷凍保存容器一膳分>
底面が凸形構造で、電子レンジの加熱ムラを防ぎます。丸形で茶碗への移し替えも便利。「1人分のご飯を冷凍するのにちょうどよい大きさと形です。中までふっくらとおいしく温められるところがお気に入り」(飛田さん)
・250ml 2個セット
注意:仕入れ状況によって同じ商品が店頭にない場合や、すでに販売が終了している可能性もありますので、ご了承ください
●道具を教えてくれた人
【ワタナベマキさん】
2005年より「サルビア給食室」を立ち上げ、旬の素材を生かしたレシピを提案。ライフスタイルを紹介した著書も人気
【飛田和緒さん】
バレリーナから会社員、ライターを経て料理の道へ。葉山にある海辺の住まいで編み出す、シンプルでおいしいレシピが人気