冷え込みが厳しくなり、朝起きると、窓に水滴がびっしり…なんて季節が到来。身近なものを使った、お財布にも環境にもやさしい「節約家事」のスペシャリスト、よしママさんに冬の結露対策について教わりました。結露によるカビくささや時間がないときの応急処置も必見です。
窓の結露に効果的な対策は、前日にサクッと準備
窓の結露は放っておくとにおいやカビの原因になることも。きちんと水滴をふき取って乾燥させることが大切です。
わが家では、前日の夜から結露に備えます。
夜のうちにサッシレールに古タオルをセットしておき、朝起きたら、まずはスクイージーで水滴を落とします。落ちた水滴は、セットしたタオルが吸収。古タオルは吸水しやすいのでグングン吸ってくれますよ。
すべての画像を見る(全4枚)100円ショップに売っている、結露対策のグッズも便利。
スクイージーの柄の部分にペットボトルが取りつけられ、落ちた水滴は内側にたまります。
欲ばって2リットルのペットボトルを取りつけたら使いにくかったので、500ミリリットルがおすすめ。窓枠やサッシレールに残った水滴は古タオルなどで吸い取りましょう。
古タオルがない、タオルが汚れるのがいや、という方は、100円ショップに売っている吸水タオルを窓専用として使うのも手です。
結露対策をしてもカビくさいときは無水エタノールを
水滴をふいたら、次は、すぐに雨戸や窓をあけて換気します。部屋全体の湿度を下げて、ガラスやサッシに残った水滴を乾かすのが目的。カーテンのカビ予防にもなりますよ。
これがわが家の毎日の流れです。ただし、結露がひどいと、どうしても窓がカビくさくなってしまうことも。
そんなとき、私は、水滴をふいたあとに、無水エタノールを水で50%に薄めた「エタノール水」を窓全体にスプレーしています。カビやすいゴムパッキン部分や、サッシレールはとくに重点的に。スプレーしたら、乾いたタオルで全体にのばすようにふき取るか、そのまま乾燥させてカビ対策をしましょう。
なお、建材や壁紙の種類によってはしみになったり色落ちすることがあるので、要注意です。
結露をふく時間がないときは除湿機を活用
タオルで水滴をふく時間がない!という場合は、朝、除湿器を結露がひどい窓の近くにおいておきましょう。
寝室であれば、布団の湿気も吸ってくれて一石二鳥。朝いちばんに室内を除湿しておけば、布団の湿度も下げることができるので、夜もしっかり乾燥したふかふかの布団で眠れますよ。
【よしママさん】
茨城県在住。9歳と7歳の子をもつお掃除大好き主婦。ブログ「
節約ママのこだわり掃除」では、時短&家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『
家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社刊)