こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。

若松美穂のおいしい生活
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 肌寒くなると、つい、鍋をしたくなるわが家。お鍋は、室内も体も温かくなり、お野菜もたくさんとることができて一石二鳥、いや、三鳥です。でも、今はお野菜が高くって(汗)。買い物へ行ってもなかなか手が出ない。そんなときには、材料少なめの鍋を……。この日は、白菜と豚肉のミルフィ―ユ鍋。

ぎっしり詰め込まない“なんちゃってミルフィーユ鍋”でも十分満足!

白菜鍋

 ミルフィーユ鍋といったら、ぎっしりと鍋に詰め込むイメージなのでしょうが、わが家は、自分たちの食べる量に合わせ、また子どもたちは芯より葉が好きなので、どちらかと言ったらふんわりと、葉を中心にして入れます。

 汁は、だしパックをお湯に入れて煮だした、だし汁とチューブのショウガのみ(パックにチューブという手抜き具合が若松流)。

ダシパック

 ほかに、だしに追加したのは、残っていた油揚げと、副菜に焼いたシイタケの芯。使いきりも、私の料理(生活全般ともいえる!)のテーマかな。

 お鍋のときには、ちょっとした箸休めというかおつまみも用意します。この日は、シイタケのバターしょうゆ焼き。切っただけタコのお刺身。ときどき、近所のスーパーで激安で売り出される『タルタル アペリフレ プロバンス風』。このチーズは、トレーごと出すだけ。便利で助かっています。

プラスつまみ

 フタをあけた瞬間、娘たちからは「おいしそ~」と声が上がりました。

だし

 シメは2段階のお楽しみ。まずは、切りもちを1/4にカットしたものを。ふわとろで、女子に人気。

おもち

 最後は、卵とご飯で雑炊です。

雑炊

 汁まですべて使いきるので、食べ終わったあとのお鍋は、からの状態に。「あと片づけがラクだね」と夫。ホント!使いきりだけでなく、“食べきり”のお鍋なのでした。

【若松美穂(わかまつみほ)】

1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「

カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント

」「

私と家族のしあわせ時間

」(ともに扶桑社刊)など。 夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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