パンとカラフルな具が美しくそろった断面のサンドイッチもいいけれど、ちょっと具がはみだした昔ながらの素朴な三角サンドイッチもやっぱりいい!ということで、喫茶店やカフェ食べるような、ふわっとしていて食欲をそそるサンドイッチをつくるコツを紹介したいと思います。
すべての画像を見る(全3枚)少ない具材でもふんわりボリューミーに見せる最大のポイントはレタス!
今回紹介するのは、サンドイッチの定番、BLTサンド!ベーコン、レタス、トマトというシンプルな具材ながらも、満足感のあるサンドイッチ。お店っぽい見た目にするポイントは、ずばり、レタスにあります。魅力的な見栄えのする三角BLTサンドをつくってみました。
(1)ラップの上に食パンをのせて、バターと粒マスタードを混ぜたものを塗り、約1㎝の厚さで輪切りにしたトマトをのせる。
(2)レタスは2~3枚重ねてから中央で2つ折りにして、折り目が食パンの対角線になるようにのせる。
※ここが最大のポイント!
(3)焼いたベーコンを3~4枚、レタスの上にかぶせるようなイメージで広げのせる。(1)と同様にバターと粒マスタードを混ぜたものを塗った食パンを上からかぶせ、ずれないようにラップでぴっちり、しっかり包む。
(4)対角線で切り分け4等分したら、サンドイッチを皿にのせて両側から楊枝でとめて固定する。これで完成!
手順はいたって普通なのですが、きれいな三角サンドイッチをつくるために欠かせないコツは、ラップで包むことと、楊枝を刺して固定すること。そしてシンプルながらもボリューム感を演出する最大のポイントが、2つ折りにしたレタス!
数枚重ねてのせただけだと、カットしたときにスッキリしすぎてペタンと、控え目な印象になりがちだったレタス。以前外食で、シンプルながらもふわふわで存在感あふれるレタスがはさまれた三角サンドイッチを食べたときに、一体どーなってるの!?観察し、2つ折りにされていことに気づきました。折ることで空気を含んだ弾力のあるレタスの層ができあがっていたんですね!
シンプルな三角サンドイッチをより魅力的に仕上げるときはもちろん、流行のビジュアル系サンドイッチをつくるときにもきっとお役に立てると思うレタスを“盛る”技。ぜひぜひお試しくださいね!
【ひとみさん】
インスタグラマー、ニューボーンフォトグラファー。夫、2人の娘と岡山で暮らす。インスタグラム(
@amehtm)で公開する料理やインテリア、テーブルコーディネートが人気。フォトグラファーとしても活動中で、ニューボーンフォトの出張撮影を行う「
setouchi photo Mii」を運営。ホームページ「
AMEWORKS」。著書に『
パンばか食堂―毎日食べたくなるおうちパンレシピ70』(ワニブックス刊)がある。