こんにちは、葛西りいちです。千葉の片田舎で主婦をしながらエッセイ漫画やイラストなどを描いてひっそりと暮らしております。26歳で結婚しもう7年目突入…一男一女の母でもあります。

「捨てられない意外なものベスト3」
すべての画像を見る(全1枚)

壊れていない!場所をとらない!愛着がある!そんなものは捨てられない!

 今回は、整理収納アドバイザーの経験から、皆さんが「捨てられない意外なもの」をランキング形式で発表させていただきます。それでは、早速紹介します!

3位 壊れていない物

 新しいパソコンを買ったのに、古いパソコンをいつまでも大事にとっている…という方も多いではないでしょうか。「新しいのが万一壊れたとき
に」と言い訳するものの、そのときはきっとまた新しいパソコンを買うことでしょう、食器などもこれに該当します。新しい茶碗を買ったのに、古い茶碗を捨てられない。理由はそう、「壊れて(割れて)いないから」です。

2位 小さなもの

 人は小さいものほど捨てられないという習性をもっています。使わない指輪、イヤリング、ネックレス。「場所をとらないからこの辺に入れておこう」と数年つけていないアクセサリーを持ち続けます。ちなみにアクセサリーのような高価な物だけの話ではありません。小さくなった消しゴム、大量の画鋲、キーホルダー、半端になったホッチキスの針、切れない爪切り…。思い当たりませんか?

1位 思い出の品

 とくに女性の方は婚礼品が該当しやすいです。私も友人の結婚式で頂いた座席表(旦那さまの手づくり。8年前)を今もとってあります。私の趣味ど真ん中の素敵な品だったので…。しかし二人は離婚済み。ああどうしようこれを取っておいてあることが友人にばれたら…。

まとめ

 1位の思い出の品は本当に厄介です。整理・収納の世界では「愛着物質」と呼びます。一般的に高齢になればなるほど、愛着物質は増えていきます。つい先日、私が子供だった頃の写真・母子手帳・へその緒などを捨てようと(結婚後も実家に置きっぱなしだったので)実家を訪ねました。「私にとってはもう必要ないもの」という旨を母に話すと、まるで鬼でも見るような目つきで私を見ていました。「捨てても、取っておいても、あなたの好きにしていいよ」って言っていたのに…。

本当に捨てられないものとは?

番外編

 捨てられない意外なもの、それは「土」です。これは上記3つと違い、「本当に捨てられない物」なのです。自治体によって異なりますが、私の住む地域ではどのような手段をもってしても土は「捨て方がない」のです。「土を捨てたい」だけでは造園業者の方も嫌がります。ではどうやって捨てるか?答えは「捨てない」が正解です。
 園芸をやる方は腐葉土や土再生材(ホームセンターで手に入ります)などを庭土と混ぜて使ってください。園芸土や培養土を捨てたい場合は引き取ってくれるホームセンターもあるので探してみましょう。決して山などに勝手に捨てないように!

【葛西りいち(かさいりいち)】

1983年生まれの33歳。主婦兼漫画家。夫と子ども2人、チワワ1匹とともに千葉で生活。26歳で結婚とともに整理収納に目覚める。2015年に整理収納アドバイザー2級を取得。2級ではアドバイザーの仕事はできないため、1級所持の先輩にくっついていってアシスタント的なことをやったり、家事代行の仕事をちらほらやりつつ現在1級取得を目指し勉強中。趣味はガーデニングと手芸(とくに樹脂粘土と編み物)。近著に『

零戦少年

』(秋田書店)、『

へっぽこママはギブ寸前!!

』(ぶんか社)。『

本当にあった愉快な話

』(竹書房)で『知りたくなかった!』を連載中。