キッチンや浴室が狭くて、収納スペースがない!!そう困っている人も多いのでは?ライフオーガナイザーの森麻紀さんによると、それを解決してくれるすごいアイテムがあるそう。

「そのアイテムこそが“フック”!フックといってもS字フック以外にじつは種類もいろいろあるんです。場所や用途によって使い分ければ、驚きの力を発揮してくれるんですよ!」。さっそく森さんにそのフック使いを教わりました。

キッチンカウンターには無印の「扉につけるフック」を

 買い物などをした帰宅後は、キッチンへ直行することが多く、バッグを床に置いていた森さん。そこで、フックを導入して動線上であるキッチンカウンターにバッグの一時置き場を設置することに。

無印の「扉につけるフック」
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 使用しているのは、無印良品の「扉につけるフック」。

「これは扉だけでなく、厚みのある板などにも取りつけられる便利なアイテムなんです。翌日、バッグ以外の手荷物がある場合にもここにぶら下げておけば、目につきやすく、絶対に忘れません」。

 床掃除の際に、バックをどかす必要もなくなり、家事もはかどります。

浴室の扉にプッシュ式の吸着フックを

 1度使用したバスタオルを乾かすために、浴室にもフックを取り入れている森さん。

 浴室の扉上にレックというメーカーの「プッシュ式 吸盤フック」を使用してタオルをひっかけ収納。このプッシュ式フックは、プッシュ部分の周りに赤い印が出てきたら、再度ボタンを押すと吸着力が復活するという製品です。「落ちる前に”お知らせ”してくれる優れもの。真っ白でシンプルなところも高ポイントです!」。

 ちなみに森さんのお宅では、タオルバーにも直接タオルを掛けずフックを利用。ティッシュなど様々な物を掛けて、狭いスペースを有効活用しています。

ティッシュなど様々な物を

洗濯カゴに無印の横ブレしにくいフックを

 洗濯物カゴの中に、フックを使って小さなカゴをひっかけている森さん。洗濯カゴには普通の汚れ物を、小さなカゴには汚れのひどい靴下などを入れるルールにしています。これで、家事の効率もアップ!

 使っているフックは無印良品の「横ブレしにくいフック」。「中でカゴが動かないので使いやすいですね」。

ヒーター裏にはマグネットフックを

 掃除中のたびにヒーターや空気清浄機のコードをいちいち持ち上げるのはストレス…。そこで、森さんのお宅では掃除の際にジャマにならないように 、ヒーターや空気清浄機の裏にフックをつけ、コードを引っかけ収納しています。

「マグネット式のフックなら、位置決めに自由が利きます。使用中のコードをゆるく掛けられるのも便利ですよ」。

エレクトーンにはスイングフックを

 エレクトーンの楽譜を入れたバッグをフックで吊り下げ収納。

 上からものを吊るしたいという時はスイングタイプのフックがおすすめです。森さんが使っているのはセリアの「スイング式 粘着フック」で耐荷重2キロの強力フック。テーブルの下や棚板などに使えば、デッドスペースを上手に活用でき、収納力がアップします。

 意外と奥が深いフック使い!いかがでしたか?フックの収納力を味方につければ、たとえ狭い場所でも、まだまだ収納の可能性は広がります!気になるところからぜひ、試してみてくださいね。

【森麻紀さん】

夫、長女の3人暮らし。ライフオーガナイザー1級の資格を活かし、暮らしと空間を整える整理収納サービスを行う

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