食器やビニール袋、オモチャなどは、取り出しにくかったり、すぐにごちゃついたりする収納の“困りもの”です。なんとか快適に収納し、家事の手間を省きたいと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「そんな困りもの収納の強い味方となるのが100円グッズです」と語るのは、プチプラグッズ愛好家で、輝く主婦を発掘するコンテスト「ESSE Shu_fu of the year」で準グランプリに輝いた吉原恵美さんです。

出し入れしにくい、コンパクトにまとめにくい…。そんな困りもの収納を解消!

本来の使用用途とは違うものでも、思った以上に困りもの専用の収納グッズとしてハマるものが見つかるといいます。「ちょっと視点を変えれば、新たな使い方が発見できますよ」。さっそく吉原さんに、意外な100円グッズを取り入れた、困りものの収納術を教えていただきました。

●リモコンスタンドを食器の収納に応用!

リモコン
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豆皿は重ねてしまうと下のお皿が出し入れしにくいうえ、使いたいお皿が探しにくい…。そんなプチストレスを解決してくれるのがリモコンスタンドです。

横に寝かせる

立てるのではなく横に寝かせると、仕切り板が棚のように使えて、豆皿を見やすく収納できます。「これなら使いたいものをすっと引き出せます。リモコンスタンドはスリムなデザインのものが多いので、食器棚の隙間を有効活用できますよ」。

●ビーズやアクセサリーといったこまごましたものは製氷皿に

製氷皿に

オモチャのビーズやアクセサリーなど、こまごましたものを収納するときに便利なのが製氷皿。

製氷皿

「中が仕切られているので、ビーズやアクセサリーを種類別に入れることができます。それぞれのアイテムに指定席をつくってあげることで、子どもでも見つけやすく、戻しやすい仕組みになるんです。また、フタつきタイプを選べばスタッキングできて、省スペースですっきり収納できます」。最近は、製氷皿の種類も豊富なので、収納したいものに合った形状を選べるのもうれしいポイントです。

●ビニール袋の収納は大きめの巾着袋におまかせ!

巾着

スーパーのビニール袋は、あっという間に増えて、収納ケースからあふれてしまいがち。そんなビニール袋の収納におすすめなのが大きめサイズの巾着袋です。

ビニール袋の収納

「巾着袋なら口を絞れるので、ビニール袋をたくさん入れても飛び出すことがありません。ポイポイと入れられ、使うときは手を入れて、片手でラクラク取り出せます。巾着袋を2つつり下げ、大小、サイズ別に分けて入れると便利です」

ロゴがアクセント

冷蔵庫の横などの見える場所につるしても、ロゴがアクセントになっておしゃれに決まります。

●仕切りつき木箱にこまかい紙ものをイン!

木箱

クーポンやショップカード、レシートなどは、忘れないように見えるところに置いておきたいけれど、でも生活感は出したくない…。そんなときに役立つのが、仕切りつきの木箱。「寝かせても立てても使え、意外と便利なアイテムなんです」。

キッチンやリビングなどのちょっとしたスペース

コンパクトなサイズなので、キッチンやリビングなどのちょっとしたスペースに置けます。「インテリアにもしっくりなじむナチュラルなデザインなので、私は棚上の取りやすい場所に配置しています。仕切りが取れるものを選べば、入れるものに合わせて幅を調整できますよ」。インテリアを損なわず、収納力もアップできる、お役立ちアイテムです。

どれも100円なので、手軽に試せるのが、吉原さんの収納ワザのうれしいところ。応用できるものがあれば、自宅に取り入れて、すっきりと片づく仕組みをつくってみてくださいね。