整え方アドバイザーとして、暮らしの上手な回し方を教える阪口ゆうこさん。自他ともに認める、ズボラ&家事嫌いながら、仕事・家事・育児をムリなく両立させています。今回は、夫婦間の家事の分担について。

旦那へのイライラが止まらない!

旦那へのイライラが止まらない!
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 家事の分担してますか? 旦那に対して、「お前もやれや!」「お前の仕事だろ!」みたいな思いしてませんか?朝は早よから晩は遅くまで汗水たらし、洗濯が終わったらあっちゃ行き、鍋が吹いちゃこっちゃ行き、そんな嫁を横目に旦那はソファでスマホを触り、ただただ食事ができあがるそのときを待つ。

 もう! なんで私ばっかりこんなにがんばらなきゃいけないのよーぅ! だらだらすんな! 旦那であるお前も家事くらいやれや!そう、思っていませんか?

モヤモヤしているのはあなただけじゃない

 「LIXIL住宅研究所」の調査報告で、興味深いデータが出ています。

・今の住まいを建てた(購入した)際、場所や間取り、住宅設備などについて、ご夫妻のどちらが最終的に決めることが多かったと思いますか?

「LIXIL住宅研究所」の調査報告
(単数回答) n=500

(※一戸建てに住む既婚女性500名が対象/

『住まいにおける女性の決定権に関する調査報告』

2016年5月)

 家を建てる際に住まいの場所や間取り、住宅設備の最終ジャッジをするのは「夫」が43%で「妻」が36.8%で、その差は6.2%。夫が一方的に決めている訳ではないんですね。

 場所別に見ていくと、妻の意見がとくに強く影響したのは、「キッチンまわりの機器やデザイン」。過半数の過程で、キッチンのことは妻が主導権をもって決めたという結果が出ていました。キッチンまわりに、妻の意見が強く影響した理由の第1位は、「家事は主に自分(妻)が行っているから」(45.7%)。

 もちろん、これは一部の意見かもしれませんが、自分がおもに家事をしていると感じている既婚女性が2人に1人ってことですね。しかも、何十年も住むマイホーム建設の際にそういう意見なんだから、これから家とともに何十年も家事を中心でやっていくというあきらめが感じられますよね。

モヤモヤしているのはあなただけじゃない

お互いの知らない部分を想像しよう!

「どんだけスマホ触んねん」「どんだけ調べたいこと多いねん」「嫁の気持ち調べてみい」って皿を洗いながらソファの旦那を見てモヤモヤ。やっぱりモヤモヤの原因は「私ばっかり大変な思いをしているんじゃないか」というところです。でも、それは違います。

 大半の旦那さんは外で働くという役割に徹し、家族を養っているということに自負心を持っています。外でどんな辛い思いをしているか私たちも知りませんよね。私も仕事をするようになってから思います。お金を稼ぐのって本当に難しい。ましてや家族を食べさせていくなんて。

 想像してみませんか、外で朝から晩まで汗水たらして上司に呼ばれちゃあっちゃ行き、後輩に頼られちゃこっちゃ行き…。つまりはどっちもどっちなんですよ。あなただけがしんどい思いしている訳じゃない。

 そうやってモヤモヤしてしまう時は、心の余裕がない時がほとんど、つまりは思いやりが足りなくなってるんですね。て、言ってる私もまだまだですが…。

「ごめん」は使わない、「ありがとう」は魔法の言葉

 男性と女性はそもそも根本的にちがいがあります。「察して動いてよ!」というのが女性。「言ってくれないとわかんない!」というのが男性です。いつまでたっても家事を分担してくれなくて溜まりに溜まったもんがドカーン!

「あんたも少しは家事やってよ!!!」

 これでは自尊心がズッタズタ。おそらく次もありません。男性脳は女性脳とちがって察する能力が低いです。言われなければわからないんです。

「なんでいちいち言わなきゃわかんないんだ!」なんて言わず、「私も今日は疲れがたまっていて、あなたの助けがなかったら無理」なんて、言い回しを少し工夫してみましょう。

 そして、「ごめんなさい」ではなく、「あなたも疲れているのにありがとう」と、労いかつ感謝を述べましょう。ありがとうは誰でも言われてうれしい、とても清々しい言葉です。

・やって欲しいことは明確にお願いする
・ありがとうは丁寧に労いとともに述べる

 このふたつだけで旦那さんの動きはちがってきます。「手伝ってくれたから疲れが飛んでいった」なんてことも素直に言っちゃいましょう! きっと次にも続きます!

【阪口ゆうこさん】

整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「

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