一度ルートを決めてしまうと、考えることなく体が自然と動いて毎日の掃除が効率的に。やり残しも少なくなります。掃除術についての著書もある東いずみさんに、お宅で日頃から実践していることをうかがってみました。今回取り上げるのは、掃き掃除について。
これが正解!基本の掃き掃除
●掃除機がけは最短ルートで部屋を塗りつぶすように
「猫4匹と暮らすわが家では、毎日の掃除機がけが必須です。
ふき掃除同様、ルートを決めることで、中断してもどこからかけるかがすぐにわかります」。掃除機は焦らずゆっくり動かすと、1往復でしっかりゴミが取れます。
【リビングの掃除機がけルート】
すべての画像を見る(全6枚)収納の方に体を向けてスタート。家具の配置を考慮して、部屋の入り口から同じ所を通らないようにして進みます。部屋全体を塗りつぶすようにジグザグにかけていきます。
【和室の掃除機がけルート】
畳は目に沿って掃除機がけ。外側から1畳ずつ、中央に向かって渦を描くように進みます。
●床のすみのゴミはミニホウキでかき出す
床のすみには普段の掃除機がけでは吸い取りきれない細かいゴミやホコリなどがたまりがち。「そこで、ミニホウキを使うと、すき間に入ったホコリまでしっかりかき出せます。ペットを飼われている方には、とくにおすすめですよ」。
●掃除機のバッテリーがもつ時間内で終わらせる
「わが家のコードレス式掃除機のバッテリーがもつのは約20分。途中で子どもに呼ばれたときは一度電源をきり、トータルでこの時間内に家じゅうの掃除機がけを終えています。時間内に終えるにはどうしたらいいだろう、と考えるうちに自然と効率的なルートになりました」。
●子どもが寝ている早朝&深夜にサイレント掃除
子どもが寝ている早朝と深夜は自分のことや家事がはかどる時間。「ゴミが気になったときは、フローリングワイパーにウエスをつけてゴミを寄せ集め、ミニホウキとチリトリでさっと掃除。寝ている子どもを起こしません」。
●キッチンマットを洗濯する日にマットの下を掃除
「水ハネや油ハネが気になるため、キッチンだけにはマットを敷いている」という東さん。いちいちマットを動かして掃除するのは手間なので、普段はマットの上だけ掃除機をかけ、週2回、マットを洗濯するときだけ下を掃除することにしています。
●玄関のたたきをゴール地点に
毎日のルーティン掃除のゴール地点は1階にある玄関。「たたきに出ている靴を全部しまい、ホウキで掃いてホコリやゴミを取り除きます。ゲタ箱の扉や鏡も、クロスでふいてピカピカに」。
いかがでしたか?
ふき掃除については
を参考に!
【東いづみさん】
出版社勤務を経て、フリーライターに。夫と3人のことも+ネコ4匹と暮らす。「趣味は掃除」というほどの掃除好き。ブログ『
子供とペットとスッキリ暮らす』が書籍化