食費を抑えたいけれど、なにから始めていいかわからない!食べ盛りの家族のためにボリュームは減らしたくない!そんな人は多いのでは?おすすめするのが、安いときにまとめ買いした食材をムダなく使いきれる「冷凍ストック」。

ESSE7月号の特集「冷凍ストックで食費はもっと減らせる」

では節約食材やつくりおきおかずの上手な冷凍法や使いこなし術を紹介。そのなかで、1食1人分60円台を実現している人気節約ブロガーの嘉藤和美さんが実践する、食費を抑える冷凍ワザを教えてもらいました。

1人1食60円台を実現する鶏胸肉冷凍法&活用術
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鶏胸肉をとことん使い回そう!

 いろいろな種類の肉を買うと、食費が高くついたり、使いきれないことも…。「安い肉に絞って使い回すのがポイントです」と嘉藤さん。重宝している肉が「鶏胸肉」。嘉藤さんが食材を購入しているという業務用スーパーでは、豚こま切れ肉が79円(100g)、牛こま切れ肉が158円(100g)に対し、わずか鶏胸肉は38円(100g)!なんと豚肉の1/2、牛肉の1/4の値段です。鶏胸肉を集中して使えば、食費はおのずとダウン!

使い回すためには形状がポイント!

「鶏胸肉をまとめ買いしたら、次に大切なのは使い回しやすい形状で冷凍することです」。形状を変えて冷凍することで、使い方が広がり、料理のバリエ-ションも増えるそう。嘉藤さんが実践している鶏胸肉の冷凍バリエーションのなかからとくにおすすめの2つはこれ!

●大きめのそぎ切りで

鶏胸肉をとことん使い回そう!

 鶏胸肉を大きめの薄いそぎ切りにし、酒、片栗粉をまぶして冷凍。「こうすることで、牛薄切り肉や豚ロース肉の代わりに、すき焼き風やショウガ焼き風、照り焼きなどに使え、豪華なメインおかずが完成しますよ」。使うときには冷蔵庫で自然解凍。

鶏胸肉をとことん使い回そう!
まるで豚肉みたい!

●ひと口大で

使い回すためには形状がポイント!

 ごろっとした食感が欲しいときにおすすめなのがひと口大冷凍。「エビやホタテに近い食感なので、魚介の代わりにエビチリ風やバターじょうゆ炒めにするのがおすすめ。代用することで通常の半額以下でつくれますよ!」。そのほか酢豚の代わりに使った酢鶏や、カレーにもおすすめ!

使い回すためには形状がポイント!
見た目はエビチリ!

 食費を減らすには、まずは「鶏胸肉をとことん使い回す」が近道。ぜひ皆さんも実践してみてください!

【嘉藤和美さん】

夫と4人の子どもの6人家族。仕事と育児を両立しながら、冷凍術を活用して食費節約に励む。ブログ「ナセバナル」(

http://uchijikan.com/

)で日々の節約料理の工夫を紹介