シャンプーや洗剤などのストックを切らしてしまう。そんなお悩みはありませんか? もしかすると、必要な消耗品をきちんと把握できていないのが原因かもしれません。今回は、そんなときに役立つメモ「3Wマトリクス」をご紹介します。

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頭も収納もスッキリ! 「3Wマトリクス」って?

3Wマトリクス

 3Wマトリクスとは、今あるものや必要なものを洗い出すための分析ツール。「3W」は、「Who?(誰が)」「When?(いつ)」「Where?(どこで)」の3語の頭文字です。ただ、アイテムだけを書き出すのとは異なり、「誰が・いつ・どこで」の3つのヒントを使って、消耗品をもれなく洗い出せるのが大きなメリットです。

3Wマトリクスのつくり方

 ポイントは縦軸の「誰が」「いつ」と、横軸の「どこで」をかけ合わせること。縦軸、横軸の2つが交差するマスを埋めていくことで、頭がしっかり整理され、必要な消耗品を、もれなく把握することができます。

縦軸の「誰が」「いつ」と、横軸の「どこで」

Who? ✕ Where? = 家族それぞれの専用消耗品

 まず、表の上段は、「誰が✕どこで」使うものなのかを表しています。

「誰が✕どこで」
「誰が✕どこで」

 ここから分かるのは家族それぞれの専用消耗品。たとえば、「パパしか使わないもの」はなんでしょうか。ひげ剃りをするのでシェービングジェルが必要です。一方、ママや年ごろの娘にはスキンケア用品やコスメなども必要になります。このように必要な消耗品は家族構成や性別、年齢によって変わります。

When? ✕ Where? = 使い道ごとの消耗品

 次に、下段は「いつ✕どこで」使うものなのかを表しています。

「いつ✕どこで」
「いつ✕どこで」

 ひとくちにキッチンで使う消耗品といっても、料理をする時に使うものと、掃除や洗いものをする時に使うもので分かれます。また、ありえない組み合わせ(たとえば「料理✕トイレ」など)は、あらかじめ塗りつぶしたり斜線を引いたりしておくといいでしょう。

「誰が使う」と定義しにくい、専用消耗品以外のアイテムもこうすれば、きちんと洗い出すことができます。これで、生活を回すために必要な消耗品をすべて把握することができました。

3Wマトリクスでできる3つのこと

 これを活用すれば、自宅に必要な消耗品の種類を把握するだけでなく、消耗品の総量を知ることで、効率いい収納方法も見えてきます。家族で話しながら考えてみると、「今は家にないけれどあったほうが便利なモノ」や「実際には使っていないのに、なんとなく置いているムダなモノ」も整理できそう。

 一度自宅にストックしておくモノと向き合ってみると、これからの買いものがぐんと楽になります。ぜひ試してみてくださいね。

【りんかさん】

ライター、整理収納アドバイザー。夫、子ども(2016年4月誕生)の3人+2猫暮らし。家事を無理せず楽しく続ける工夫を発信。ブログ

「366日のとっておき家事」