こんにちは、熊本市在住の主婦兼ライター(33歳)です。時間短縮しつつも営業を再開している店も増えてきていますが、震度1以上で数えると余震が1000回を超えたそうで、今も「平成28年熊本地震」は続いています。第3回で「
熊本地震発生から半月。今、現地の主婦が不安なこと3つ」をお伝えしました。今回は毎日の生活のなかで、リアルに困っていることをお伝えします。細かいことかもしれませんが、直面して「ん~困った!!」となってしまったことばかりです。
すべての画像を見る(全3枚)こんなことも!? 現地の主婦がリアルに困っていること
●家族や夫と微妙に仲が悪くなる
もちろん助け合って暮らしていますが、非常事態が続けば摩擦は起きるもの。「とくに高齢者には車中泊が負担で、半壊状態なのに家で寝るといって聞かなかった義理父とケンカした」、「他県に住む実家の家族が、たくさん物資を送ってくれたのに、夫から感謝の気持ちが見えず軽くイライラした」、「地震や火山の専門知識がある夫(教師)に救われた部分はあるものの、私の地震への恐怖を解ってもらえなかった。避難している生徒の授業や将来が心配なのも理解できるけど、もっと身近に心配することがあるのに、と本気で離婚を考えた」といった人も。
●コインランドリーの料金が高い
家が断水している人や、洗濯機が壊れた人がたくさんいて、みんながコインランドリーに殺到しています。さらに被災して宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町に引っ越した知人いわく、五ヶ瀬付近のコインランドリーでは1回の洗濯&乾燥で1400円もかかるそう。私も合志市のとあるコインランドリーに行った際、洗濯&乾燥で1回1200円かかりました。大量に衣類を詰め込むので、時間が長引き、お金もかかるのです。断水が長引くと地味にお財布に打撃を受けます。
これまであまり利用したことがなかったので、みんな痛手だと嘆いています。とはいえ洗濯しないわけにはいかないのですが、人が動き始める午前中からお昼すぎまでは、どのコインランドリーも大混雑。朝方は空いていたので、地震直後は朝方をおすすめします。
●マンション5階への上り下りが大変
地震直後はエレベーターが動いておらず、せっかく給水できても重いペットボトルやタンクを持って上がるのが大変。しかも、子どもを抱えながらは本当に修行のよう。上層階に住んでいると、家が無事でもこういった面で労力を奪われます。
●ペットたちの居場所を確保することが難しい
避難所でもペットを飼っている人はあまり居場所がないという話を聞きます。自分の家族と親とで合計、犬2匹、猫2匹飼っている知人のペットたちは仲が悪いらしく、1か所にまとめられないため、車4台に分け、隔離して保護しているそうです。
生活をしていく上で、日々新しい困難が現れ、今後の教訓も更新されていきます…。生活に直接打撃を受ける困ったこと、実はまだまだあります。引き続き、次回お伝えしたいと思います。