整え方アドバイザーとして、暮らしの上手な回し方を教える阪口ゆうこさん。今回は、整理収納のプロの視点から、時間の整え方を教えます。
時間も整理整頓できる!
新年度がひと段落したとはいえ、さまざまな人が変化を感じている今日この頃。気づけば、いつもどおりやってるのになんかバタバタしてるかもー。やらなきゃいけないことができてないかもー。なんて、ことありませんか。自慢じゃないが、私は大いにある!
すべての画像を見る(全3枚)時間も空間と同じで、整理整頓して片づけることができるんです。必要なのは紙とペンだけ! サクサクのびのび効率よく暮らしてみませんか?
●ステップ1 まずは現状を把握する
朝起きて寝るまでの間、なにをしているかを紙に書き出してみましょう! 私なら、こんな感じです。
1.朝食準備
2.家族で朝食
3.着替え・身支度
4.掃除機がけ
5.ネットサーフィン
6.仕事(5時間)
7.帰宅後、昼寝
8.再放送のドラマ鑑賞
9.ネットサーフィン
10.晩ご飯準備
11.テレビを観ながら晩酌
12.お風呂
13.読書
14.ネットサーフィン
15.就寝
だいたいこの15項目。毎日こんなことをして過ごしてます。重要度が高いものから低いものまでが混在バラエティに富んだモリモリ24時間。しかし、余裕がないと感じるハズだわ。嗚呼、書き出して、はじめてわかる自分のカオスなスケジューリング。
そして、追い討ちのように、上記のスケジュールに今期新たな仕事である「
ESSE-onlineのコラムの執筆」が入るとなると、いよいよパニックですよね。多忙を極めることになり、ストレスになりかねません。では、それを避けたいのならば、どこか削らなければ…という話になります。
●ステップ2 項目に優先順位をつける
ここで、書き出した項目に優先順位をつけていきます。そして、毎日楽しんでできる範囲の項目を日々の優先の仕事として、それ以外はあと回し対象に。
たとえば、私なら、こう。
1.朝食準備
2.家族で朝食
3.着替え身支度
6.仕事(5時間)
10.晩ご飯準備
11.テレビ観ながら晩酌
12.お風呂
15.就寝
上記が優先で、あとは時間があまった時のお楽しみにまわします。上記を絶対必要ポイントと設定するのです。時間をとりすぎていた昼寝やらネットサーフィンやらを排除するとスッカスカで余裕がありますねー。
すると、外での仕事のあとに「ESSE-onlineのコラムの執筆」を入れようかなーという考えに至ります。これで時間の整理整頓という名の2ステップシステムづくりができました!! 見えるところに貼っつけてまずは3日チャレンジ!
仕上げは「お楽しみ」でモチベーション維持
しかし、いちばん難しいのはこの整った状態をキープすること。なので、モチベーションの要である晩酌の時間はきっちりガッツリととります。要は、楽しんで続けられるような工夫として、メリハリとバランスが大切ですね。
時間管理にお困りのみなさん、紙とペンで、整理整頓してみませんか?
【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「
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