収納アイテムが豊富にそろう無印良品。用途や好みに応じて使い分けられるのが魅力ですが、「種類が多すぎてどれを買ったらよいのかわからない」と感じている人も多いのでは?
無印良品に関する著作もある整理収納アドバイザーのmujikkoさんに、定番品から新商品までさまざまな収納アイテムの特徴と、オススメの使い方を解説していただきました。
場所や用途に合わせて、最適な収納アイテムを選ぶ
収納アイテムを選ぶ際は、「どこで使うか」「なにを入れるか」「中身は見えた方がいいか」など、使うシーンをしっかりイメージしてから購入しましょう。そうすることで、最適なサイズや素材がわかります。
●リビング使いに最適。つくりがしっかりしているのはこの3つ!
リビングなどで見えるように置いて使いたいなら、つくりがしっかりしていて見栄えがよく、なおかつ中身を隠せるものがオススメです。
そのままでおしゃれなブリ材バスケット(左)やラタンバスケット(中央)、かっこいい雰囲気にぴったりなトタンボックス(右)などは、リビング使いにぴったり。
ちなみに、ブリ材バスケットとラタンバスケットは別売りのフタもあり。上からの目線を避けたいときや、ホコリが気になる場合はフタがあった方が便利。どちらもサイズ展開が豊富なので「ちょうどいいサイズ」が見つかるはずです。
ここで注意をひとつ。収納用品は種類を統一して使うようにしましょう。あれもこれも混ざってしまうと、それだけでごちゃついて見えて残念な印象になってしまいます。「1つのコーナーには1種類」がスッキリ見えるポイントですよ!
●キッチンで、中身をかっこよく見せるのはワイヤーバスケット!
もうひとつ見せる収納にオススメなのが、ワイヤーバスケット。中に入れるものをかっこよく見せることができます。キッチンでただの缶詰やペットボトルの水を入れただけでも、なぜかそれなりによく見えるから不思議!
じつは、持ち手を中に入れるとスタッキングできるという機能性も備えています。私もキッチンで2つ重ねて食品のストック入れとして活用。重ねることでコンパクト化して、床面積を有効に使えます。
ただし、入れるものによっては重くなりすぎて、持ち上げるのが大変になるので注意が必要です。
●新登場のやわらかポリエチレンケースは、オモチャ収納にぴったり!
最近新しく登場したのが「やわらかポリエチレンケース」。やわらかいポリエチレンの素材と真っ白の見た目がポイント。派手で見た目にうるさいものも、これに入れればたちまちすっきり!
お手頃な価格で、軽くて丈夫です。これはオモチャの収納にぴったりですね。さらに、別売りのフタと組み合わせると重ねることもできますよ。
ちなみに、やわらかポリエチレンケースの大サイズは、ラタンバスケットの大サイズとほぼ同じ大きさです。
ラタンボックスに比べて軽くて値段も安いので、あまり目につかない場所やクローゼットの中などは、そろえやすいこちらでもいいと思いますね。
●軽いソフトボックスは棚の上部や天袋収納に!
最後にもう1つ。これも定番の「ソフトボックス」。
一見やわらかそうなのですが、結構ハリのある生地となっています。中にものが入っていて安定した状態なら重ねることもできますよ。
そしてなんと言っても魅力なのが、その軽さ! 前後に持ち手がついているから、クローゼットの中の棚や天袋でも安心して使えますね。サイズも豊富なので、少し余ってしまったスペースにもピッタリ収まるものが見つかるはずです。
ただし、布製なので汚れやすい場所には向いていません。洗って乾かす手間がかかってしまいますからね…。
ここでご紹介したのは一部ですが、本当にたくさんの収納グッズがそろっていますよね! 好きなテイストというのがいちばんですが、さらにもう1歩進んで、使いたい場所、重さ、丈夫さ、使う人のことも考えて選んでみると、失敗が減りますよ。収納用品に迷っていた方はぜひ参考にしてみてください!