食品偽装の問題などが話題になっている昨今。正しい知識を身につけて、賢く食材選びを!チェックすべきポイントを、女子栄養大学栄養クリニックの管理栄養士・新井麻子さんに教えてもらいました
牛乳の種類による違いが知りたい!
おいしさ、健康、値段。好みのものを選んで
現在、市販されている牛乳の9割は超高温殺菌(120~150℃で1~4秒間)。低温殺菌牛乳(60~65℃で約30分)の方が生乳の風味に近く、甘味も感じられるといいますが、価格は高めで保存期間も短め。カロリーが気になる人には低脂肪乳や無脂肪乳などがあるので、好みや健康状態によって、ぴったりのものが選んで
すべての画像を見る(全2枚)牛乳が苦手な人もおすすめ!
・低温殺菌牛乳
低温で殺菌を施すため、タンパク質やカルシウムの熱による変性が少ないとされています。ただし、栄養価に変化はありません
・成分無調整牛乳
牛乳の製造工程で、とくに成分を調整していないもの。しかし、「種類別牛乳」であれば、表示はなくてもすべて“成分無調整”牛乳
ヨーグルトの種類によって味や甘さはどう違うの?
味わいのカギを握るもの、それは、“乳脂肪分”
ヨーグルトは、含まれる乳脂肪分が多いほど酸味が抑えられ、まろやかに。今や、メーカーごとに開発が進み、カロリー&脂肪分オフや、さまざまな菌をプラスして、健康的効果をアピールするものなどが多く登場
【甘さ】
プレーン
●生乳100%
生乳だけを原料に発酵させ、乳脂肪分など成分を調整していないもの。甘味などは加えられていない
●無糖
糖分を加えないヨーグルト。原料は生乳のほか、乳製品である脱脂粉乳や生クリームが含まれることも
●低糖
通常の甘味をたしたヨーグルトよりも、糖分を低く抑えたもの。カロリーを気にする人に
【菌】
・乳酸菌
・ガゼリ菌
・ビフィズス菌
・LG21
・L.カゼイシロタ株etc.
― 食材の上手な見分け方、選び方 ―